KARTE Signals経由でFacebook ConversionAPIおよびMarketingAPIを利用する場合、必ずFacebookビジネスマネージャーのアカウント(管理者権限)が必要となります。

ビジネスマネージャー上で作成する『システムユーザー』に広告アカウント/アプリ/ピクセルに対する権限(アセット)を付与することで、各種APIを利用することができるようになります。

null

ただし、広告運用の委託等により、ビジネスマネージャーアカウントの所有主体が異なる場合には注意が必要です。

一般的に以下の2つのパターンで運用されているケースがあります。

1. 自社のビジネスマネージャーの場合

  • 自社でFacebook広告を運用されている、ないしは自社で発行した広告アカウントを代理店に運用していただいている場合はこちらに該当します。

こちらに該当する場合は、本サポートサイトに記載の対応を随時進めていただくことで作業が完了できますので本ページでは割愛いたします。

2. 代理店所有のビジネスマネージャーの場合

  • 広告代理店によってビジネスマネージャーが発行され、その配下で貴社の広告アカウントが運用されている場合はこちらに該当します。

こちらが注意すべきケースとなるため、解説いたします。

概要

APIを利用するにあたって、他社所有の広告アカウントやアプリ、ピクセルなどをまたがって操作するためには、それぞれに対して適切なアセットを追加しなくてはなりません。
そのため、代理店管理のアカウントに対しても適切なアセットを付与しない限り、必要なAPIトークンが発行できません。

自社のビジネスマネージャー発行を推奨

null

トークン発行にあたり、弊社としては以下の理由により自社のビジネスマネージャーの発行を推奨しております。

  • 発行するシステムユーザーの数には上限があり、代理店アカウントで発行する場合にその上限にあたる恐れがある
  • 広告運用の委託を終了する場合などに再度設定が必要になる

代理店をパートナーとして紐つける

null

発行したビジネスマネージャーの設定から代理店をパートナーとして追加します。

  • 代理店側からクライアントビジネスマネージャーにアクセス許可を付与する方法
  • クライアントビジネスマネージャーからアセットの共有をパートナーにリクエストする方法
    の二つの方法があります。
    詳細はMetaのヘルプをご確認ください。

システムユーザーに代理店アカウントをアセット追加する

null
システムユーザーが代理店アカウントにアクセスできるように、代理店アカウントに対してアセットを追加します。

アプリを経由してトークンを発行する

null

すべての連携と権限が付与できた状態で、アプリ経由でAPIを操作するためのトークンを発行します。
なお、発行されたトークンに付与された権限やスコープは、アクセストークンデバッガーで内容が確認できます。

上記各対応における管理画面での詳細な作業については、こちらと同様になりますので、ご参照ください。

代理店アカウントに対してピクセルやオーディエンスを共有する

null
作成したピクセルやオーディエンスは、パートナーに対してアセットとして追加することが可能です。
適宜、利用されるコンバージョンピクセルやカスタムオーディエンスを代理店アカウントに共有し、お使いください。
なお、共有したオーディエンスを元に共有先で類似オーディエンスを作ることはできません。
必ず共有元で類似オーディエンスを作成し、共有するようにしてください。