ジョブフローの外部サービス連携(インポート・エクスポート)では、ファイルパスに日時の変数を埋め込むことで、実行日に応じたファイルを自動的に処理できます。

対応している外部サービス

以下のサービスとの連携(インポート・エクスポート)で、日時変数を使用したファイルパスの動的指定に対応しています。

ファイルパスの指定方法

インポートの場合

設定画面の「ファイルの指定方法」から、以下の2つを選択できます。

指定方法用途動作
ファイルパス特定の1ファイルを処理したい場合指定したパスに完全一致するファイルを1つ取得します
プレフィックス複数ファイルをまとめて処理したい場合指定したプレフィックスに前方一致するファイルをすべて取得します

ファイルパスとプレフィックスはどちらか一方を選択してください。同時に指定することはできません。

エクスポートの場合

設定画面の「ファイルパス」にエクスポート先のパスを指定します。

インポート・エクスポートいずれの場合でも、後述の日時変数を使用できます。

日時変数の使い方

ファイルパスやプレフィックスの中に {{フォーマット}} の形式で変数を埋め込むと、ジョブの実行日時に自動的に置き換わります。

基本の変数

変数内容出力例
{{YYYY}}4桁の西暦2025
{{MM}}2桁の月01
{{DD}}2桁の日15
{{HH}}2桁の時間(24時間制)08

複合フォーマット

変数の中に複数の要素をまとめて記述することもできます。

変数出力例
{{YYYYMMDD}}20250115
{{YYYY-MM-DD}}2025-01-15

タイムゾーンの指定

デフォルトでは日本時間(JST / Asia/Tokyo)で変換されます。他のタイムゾーンを使用したい場合は、カンマ区切りで指定できます。

  • 例1: {{YYYY-MM-DD, UTC}}

  • 例2: {{YYYYMMDD, America/Los_Angeles}}

ただし、Etc/GMT-9のような符号付きのタイムゾーン形式はサポートしていません。

  • サポート外の例:{{YYYYMMDD, Etc/GMT-9}}

タイムゾーンは IANA Time Zone Database の形式(Asia/Tokyo, America/Los_Angeles, UTC など)で指定してください。CST のように複数のタイムゾーンを指す略称は正しく解釈できないため、America/Chicago や Asia/Shanghai のように地域名で指定する必要があります。

使用例

例1: 日付ごとのフォルダにあるファイルを取り込む

指定方法: ファイルパス

data/{{YYYY}}-{{MM}}-{{DD}}/sales.csv

2025年1月15日に実行した場合 → data/2025-01-15/sales.csv

例2: 日付をファイル名に含むファイルを取り込む

指定方法: ファイルパス

reports/daily_report_{{YYYYMMDD}}.csv

2025年1月15日に実行した場合 → reports/daily_report_20250115.csv

例3: 日付がファイル名に含まれるファイルをまとめて取り込む

指定方法: プレフィックス

logs/{{YYYY}}_{{MM}}_{{DD}}

たとえば、外部ストレージに以下のファイルが存在するとします。

logs/2025_01_15_access.csv
logs/2025_01_15_error.csv
logs/2025_01_16_access.csv
logs/2025_01_16_error.csv

2025年1月15日に実行した場合、プレフィックスが logs/2025_01_15 に展開され、以下の2ファイルが処理対象になります。

  • logs/2025_01_15_access.csv

  • logs/2025_01_15_error.csv

例4: 特定の日付フォルダ配下のファイルをまとめて取り込む

指定方法: プレフィックス

logs/{{YYYY}}_{{MM}}_{{DD}}/

たとえば、外部ストレージに以下のファイルが存在するとします。

logs/2025_01_15/access.csv
logs/2025_01_15/error.csv
logs/2025_01_16/access.csv
logs/2025_01_16/error.csv

2025年1月15日に実行した場合、プレフィックスが logs/2025_01_15/ に展開され、以下の2ファイルが処理対象になります。

  • logs/2025_01_15/access.csv

  • logs/2025_01_15/error.csv

logs/2025_01_16/ 配下のファイルは対象になりません。

例5: エクスポート先のパスに日付を含める

エクスポート — ファイルパス

export/{{YYYY}}-{{MM}}-{{DD}}/users.csv

2025年1月15日に実行した場合 → export/2025-01-15/users.csv に出力されます。

例6: UTC基準で日付を指定する

指定方法: ファイルパス

data/{{YYYY-MM-DD, UTC}}/export.csv

日本時間の2025年1月15日 午前3時に実行した場合 → data/2025-01-14/export.csv(UTCではまだ1月14日のため)

補足: 相対日付の指定について

日時変数はジョブの実行日時をそのまま展開するため、「前日」「先週金曜日」のような相対日付の指定には対応していません。

前日分のファイルを取り込みたい場合は、例1のようにフォルダ名にはジョブフロー実行日の日付を使い、そのフォルダに前日分のファイルを配置する、といった運用で対応してください。