フローイベントとは、複数のイベントが順番に発生することを条件にイベントを発生させる機能です。
判定の範囲は、同一セッション内となります。セッションをまたがった長期の判定は行えません。
利用に際して、いくつか制限がありますので、こちらをご確認ください。

(注意) 本機能は開発途中のβ版の機能です。
今後、機能の内容・仕様が大幅に変わったり、機能自体の提供を終了する可能性があります。
機能自体が終了する場合にはあらかじめアナウンス致しますが、使用される際はご注意ください。
現在、β版であるフローイベントは、タグv2にて動作しない状態となっています
今後の対応については未定です

https://support.karte.io/post/2nv2bUbc8oIhJo5lFMZQBx#1-8

フローイベント作成の流れ

いくつかのイベントを時系列で並べると、その順序でイベントが発生したときにフローイベントが発生します。
設定画面から、実際に作成してみましょう。

  1. コンテキストイベントの設定画面から、「フローイベントを作成」を選びます。

グローバルメニュー > すべてのプロダクト > Insight > その他の機能 > コンテキストイベントをクリックします

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  1. 編集画面で、わかりやすい計測名をつけます。これはイベント名にもなります。

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  1. フローイベント条件の「編集」ボタンを押し、フローイベントの編集画面に飛びます。

  2. 画面中央の「条件を作成」をクリックし、イベントの項目で「接客サービスを表示」を選びます。

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  1. 同様に、「下へ追加」をクリックし、閲覧イベント、読了イベントを選択します。
    (読了イベントを選択するには、サイト上で読了イベントを計測する必要があります。設定されていない場合は、別のイベントで読み替えてください。)

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  1. 設定し終わったら保存を押し、フローイベントの編集画面に戻ります。
  2. フローイベントの編集画面で、先程指定したイベントの条件を確認します。問題なければ、「計測を有効にする」をチェックし、設定を保存することで、フローイベントの計測を開始します。

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イベントが適切に発生しているかどうかは、イベント画面で確認できます。

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フローイベントの設定からも、下記のリンクで該当イベントのページにアクセスできます。

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判定条件

設定した順序でイベントが発生するとフローイベントが発生しますが、以下のような場合にもフローイベントの判定は行われます。
フローイベントの条件をA → B → Cとします。

  • フローイベントの条件の間に、別のイベントが発生した (例) A → B → D → C
  • フローイベントの対象イベントが複数回発生した (例) A → B → B → C

また、以下のように、フローイベントの対象イベントが別期間で複数回発生した場合、それぞれでフローイベントが発生します。

  • A → B → C (フローイベント発生) → A → B → C (フローイベント発生)
  • A → B → C (フローイベント発生) → D → A → B → C (フローイベント発生)
  • A → B → C (フローイベント発生) → B → A → B → B → C (フローイベント発生)

より詳細に設定する

こちらのイベントを設定したあと、気づかれた方もいらっしゃるかも知れません。
「閲覧イベントって、どのページでも飛ぶし、こちらの意図したページでなくてもフローイベントが発生してしまうのでは?」
「読了イベントは、閲覧イベントと同じページの場合のみ条件にしたい。そのコンテンツを読んでくれているかを知りたい」

これらはそれぞれ、「詳細条件」「比較条件」で指定が可能です。

詳細条件

  1. 再度、フローイベント条件の「編集」をクリックし、フローイベントの編集画面にアクセスします。

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  1. 「ページを見た」条件の、「編集」ボタンを押し、「イベント条件を作成」セミモーダルを開きます。

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  1. このイベント名の右側の、「詳細条件を指定する」にチェックを入れます。

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  1. 閲覧イベントをより詳細に指定できるようになりました。ここに、今回のキャンペーン用のページ、「/campaign_20200710」を指定します。

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  1. 保存ボタンを押して、イベント条件を保存します。

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これで、このフローイベントは、「/campaign_20200710」ページを閲覧した場合のみ発生するようになりました。

比較条件

  1. 次に、「読了した」条件の、「編集」ボタンを押し、「イベント条件を作成」セミモーダルを開きます。
  2. 今度は、先ほどチェックを入れた下の、「他のイベントと比較する条件を指定」にチェックを入れます。

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  1. 条件を選択で、このフロー条件より前の、「接客した」「ページを見た」を選択できます。今回は「ページを見た」を選択します。
  2. このように、「URL の値が 等しい ページを見た URL」と指定することで、読了したイベントのURLと、ページを見たイベントのURLが等しいという条件を設定できます。

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  1. 保存ボタンを押して、イベント条件を保存します。

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これで、このフローイベントは、「ページを見た」URLと、「読了した」URLが同じ場合のみ発生するようになりました。

※ 比較条件は、そのフロー条件より前のフロー条件としか比較できません。したがって、最初のフロー条件には比較条件は設定できません。

NG条件

フローイベントには、NG条件も設定することができます。
NG条件とは、このフローイベントの判定期間中に指定した条件のイベントが発生したら、フローイベントを発生させないというものです。
例えば、今回の設定で、キャンペーンが商品の購入を促すものだった場合、キャンペーンページにアクセスして読了するまでに、すでに商品を購入していたらどうでしょう。
真面目なキャンペーン担当者なら、キャンペーンページを読む前に購入した場合はカウントしたくないと考えるかも知れません。
この条件を設定してみましょう。

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  1. フローイベント条件の下にある、NG条件の「編集」をクリックし、NG条件の編集画面にアクセスします。

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  1. 「NG条件を作成」をクリックし、NG条件の編集セミモーダルを開き、「イベントを選択」で「購入」を選択します。

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  1. 右上の反映ボタンを押し、編集したNG条件を反映し、セミモーダルを閉じます。

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  1. 設定に問題なければ右上の保存ボタンを押し、NG条件を保存します。

これで、最初のフロー条件「接客した」から、最後のフロー条件「読了した」までの間に「購入」イベントが発生すると、フローイベントが発生しなくなります。

もちろん、これだけではどの商品の購入もNG条件になってしまいます。NG条件でも同様に詳細条件、比較条件が指定できますので、こちらで必要な条件を絞り込んでください。
NG条件の場合の比較条件は、すべてのフロー条件が指定可能です。

設定の構成

様々な設定が出てきて混乱されたかもしれません。
フローイベントで設定できる項目を、階層構造で書くとこうなります。

  • フローイベント
    • フロー条件1
      • 詳細条件1
      • 詳細条件2
      • ...
    • フロー条件2
      • 詳細条件1
      • 詳細条件2
      • ...
      • 比較条件1
      • 比較条件2
      • ...
    • ...
    • NG条件1
      • 詳細条件1
      • 詳細条件2
      • ...
      • 比較条件1
      • 比較条件2
      • ...
    • NG条件2
      • ...

さらに混乱されたら申し訳ありません。とりあえず最低限必要なところから設定して試してみる、がおすすめです。

制限

  • 現在はWebのみサポートしています。Appではご利用いただけません。
  • フローイベントで指定できるのは、以下のイベントです。
    • 閲覧(view)
    • 接客を表示(message_open)
    • 接客をクリック(mesage_click)
    • 購入(buy)
    • すべてのコンテキストイベント(他のフローイベントを除く)
  • ただし、これらのイベントをフィルターイベント機能で発生させている場合は計測できません
  • 1つのフローイベントに設定できるフロー条件、NG条件は最大10個です。
  • 作成できるフローイベントの数は、20個までです。この数には計測中でないものも含まれますので、必要なくなったイベントは削除するようにしてください。
  • 詳細条件/比較条件で指定できるのは、文字列、もしくは数値の値のみです。
  • 同じく詳細条件/比較条件で指定できる比較は、等しい、異なる、以上、未満の4つのみです。
  • 異なるドメインのサイトをまたがるフローイベントは、現在計測できません。