こんにちは!
サポートチームの上島です!
みなさんは最近お出かけしましたかー?
私は先日旅行に出かけて改めて思ったのですが、便利な世の中になりましたね〜!
旅行の服をWebでお気に入りして、LINEでGETしたクーポン使って、アプリで購入。
PCで切符取ってスマホで改札を通って、Webでホテル予約してアプリでチェックイン。
一気通貫。
Web・アプリ・LINEといった複数のチャネルやPC・スマホといった異なるデバイスからのアクセスを、すべて上島=同じ人物と認識しているからできることですよね!
でも、実際サービス運営側になると「ユーザーの行動が増えたら、特定のセグメントから外れてしまうのでは?」「せっかくクーポンを準備したのに、対象外になったらまずい!」と不安になることありませんか?
今日はそんな「一人のユーザーで複数回・複数の値が計測される」場合のお話をご紹介します!
お問い合わせ内容
購入者のセグメントについて教えてください。
弊社ECではApp・Webどちらからでも購入可能なため、ユーザーによっては両方で購入するケースも多くあります。
そのため、セグメント条件で「直近30件」で指定したのですが、
アプリで購入したあとWebで30回購入した場合、アプリでの購入者であってもセグメントから外れてしまうのでしょうか?
逆に「上位30件」であればセグメントから外れない、など、ありますでしょうか?
疑問
言葉だけを聞くと、
- 直近30件 =時系列順
- 上位30件 =頻度順
のように感じますよね。
そのため、「直近30件」で指定した場合、購入するごとにカウントされて、時系列に30件カウントされたら、過去の購入が埋もれてしまうのでは…?
例えば、アプリ購入, Web購入, Web購入, Web購入….. で31件目の購入になったとき、「アプリ購入」がセグメントから外れてしまうのではないか…?
さて、実際はどうなのでしょうか?
解決方法
結論から申し上げますと、セグメントから外れることはありません。
まず、前提として、ユーザーの統計値における「直近30件」や「上位30件」は、値の種類によってカウントされます。
購入が app → web → web → web …であっても、
「直近30件」や「上位30件」では app , web と値の種類で集計されるので、app , web の2種類の値になり「直近30件」や「上位30件」の範囲に収まります。
また、AppやWebを指定する場合、基本的には_source で指定しますが、_source は、KARTEが自動付与するフィールドで、
主に計測される値は、 web , native_app_sdk , native_app_webview , public_api などです。
少なくとも現状は30種類の_source は存在しません。
そのため、App購入の後にWeb購入などが発生しても、_source の「直近30件」や「上位30件」からあぶれてしまうことはないのです。
下記で実際に計測を見ていきましょう!
理解のポイント
このよう仕様は _source に限ったものではありません。
例えば、 test_statistics イベントの field_A というフィールドで、
値が A , A , B , A , A という順序で計測した場合、以下のような統計値を持ちます。
| 統計値 | フィールド値 |
|---|---|
| 最新の値 | A |
| 一つ前の値 | B |
| 最初の値 | A |
| 送信種類数 | 2 |
| 上位30件 | A , B |
| 上位30件の種別送信回数 | { A : 4 , B : 1 } |
| 最も頻度が高い値 | A |
| 直近30件 | A , B |
これらはユーザーの ストーリー画面> すべてのユーザーデータを見る で確認できます。


迷った時には、実際のユーザーのストーリー画面を見てみるといいですね!
あとがき
いかがでしたか?
「直近30件」「上位30件」を知っておくと、フィルターイベントを作成しなくてもセグメントにできるケースもあるかもしれませんね!
ぜひお手元でも試してみてください!
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