7/20より、新デザインのユーザーストーリー画面をお試しいただけるようになりました。
この記事では変更の狙いや、旧デザインからの変更点をお伝えします。
(2020年8月24日更新) 新デザインのユーザーストーリー画面を正式リリースしました。
このお知らせの内容はスライドでもご覧いただけます。
目次
- 新デザインのコンセプト
- 旧デザインで出来ていた操作
- 新しくできるようになる操作
- まだご利用いただけない機能
- 詳しい仕様・使い方
新デザインのコンセプト
KARTEをご利用いただくお客さまの増加に伴い、色々な種類のユーザー行動がストーリー画面で見れるようになりました。
多様な行動を見れるようになった反面、ストーリー画面に表示されるイベントの種類が多すぎて、表示の制御や、行動から気付きを得るのが難しくなりつつありました。
そこで、知りたい行動を見つけやすく、行動の一つ一つからもユーザーに関する気付きを解像度高く得られるように、画面の構成や表示方法を見直したのが新デザインの狙いです。
ここからは、これまでのデザインで出来ていた操作がどう変わったか?新しくどんな操作ができるようになったかをお伝えしていきます。
旧デザインで出来ていた操作
リニューアルにより、旧デザインで出来ていた一部の操作方法が変更になっています。
イベントデータの表示設定
タイトルバー右側の「表示設定」ボタンから操作する形になりました。
表示設定は、ご自身がユーザーの行動を見る時のものさしになるような設定のため、アイコンボタンで隠すのではなく、テキストボタンとして表示することですぐに操作できるようになることを狙っています。
畳み込み
イベントを畳み込んで隠しておける機能をなくしました。今回、表示設定を柔軟に/簡単に行えるように変更をしたため、その操作で代用できるのではと考えなくすに至りました。
イベントハイライト
操作を「強調表示」と名前を変えて、ツールバー(タイトルバーのひとつ下)で操作する形になりました。
この機能では、「表示設定」で表示しているイベントのうち、選択したイベントをオレンジ色で強調表示することができます。
来訪ログ(チャート)
従来存在していた、イベント数やランクの推移がチャートでわかる来訪ログのエリアをなくしました。
後述する「サマリー」や、サマリーの日付が古い順での並び替え、イベント数の多い順での並び替えの機能によって代用できると考え、なくすに至りました。
サイドバーの表示設定の保存
左側のサイドバーと呼んでいるエリアに掲載している設定(ディメンション、ユーザーデータ)の設定を、アカウント毎ではなくプロジェクト毎に保存する形に変えました。
ユーザーについての全体像を掴むための情報は一つのプロジェクト内で統一されていたほうが、ご利用されるお客さま同士の共通認識づくりをサポートできるのではと考えたためです。
Talkで話しかける機能
Talkで話しかける機能は、ユーザーストーリー画面上からでなく、チャット画面に移動して話しかけるフローに変更になりました。
ユーザーへのノート機能
ノートに投稿する機能は、ユーザーストーリー画面上からでなく、チャット画面に移動して話しかけるフローに変更になりました。
また、Talk未利用時におけるノート機能は、このタイミングで提供終了となります。
新しくできるようになる操作
新デザインでは以下のようなことができるようになりました。
ユーザーストーリー画面を2つに分割しました
これまで1画面だったユーザーストーリー画面を、セッション一覧と、セッション詳細の2画面に分けました。
セッション一覧では、イベントデータの月/週/日別のサマリーと、日毎のセッションが見れるようになり、セッション詳細では、選択したセッション内のイベントデータが見れるようになります。
これまで一行で縦長になっていたイベントタイムラインが、セッション毎に分かれるイメージです。
イベントデータのサマリーを月/週/日で見れるようになりました
セッション一覧のサマリーの部分では、イベントデータの月/週/日別のサマリーが見れるようになります。
サマリーは日付が新しい順/古い順で並び替えられるため、最新の来訪を見る時だけでなく、初回の来訪から見ていく時にもご利用いただくことができます。
イベントをセッション単位で見れるようになりました
サマリーを選択すると、サマリーの期間内に発生したセッションが、右側のエリアに日毎に表示されるようになりました。
セッションのパネルは、イベント数だけでなく、セッション終了時のスコアやユーザーの状態、参照元やランディングしたページ情報などを見ることができます。
イベントがある日だけで絞り込めるようになりました
ツールバーの強調表示メニュー右にある「該当セッションのみ表示」にチェックすると、強調表示しているイベントが存在している日のみを絞り込むことができます。
特定のイベントを起点にしてユーザー行動を見に行きたい場合にご利用ください。
ディメンションがレーダーチャートで見えるようになりました
サイドバーエリアでは、ディメンションの情報をレーダーチャート形式で見れるようになりました。
チャートは、プロジェクトに存在しているすべてのユーザーを元にした5段階のランクになっていて、A〜Eでこのユーザーがどのあたりにいるのかを視覚的に知ることができます。
イベントUIの情報がリッチになりました
セッション詳細画面に表示されるイベントの情報がリッチになりました。
閲覧イベントでは見ているページのog:imageやページグループが見えるようになったり、イベントストアのイベントを送信されている場合、購入イベントでは購入されたアイテムの情報が見えるようになります。
ユーザーの行動モードが見えるようになりました
ユーザーが特定の状態になったことを表す「行動モード」機能が追加されました。
例えば、アイテムを比較している、検索をしている等、特定の条件に合致したタイミングで、モードを表すイラストが表示されるようになります。
行動モードについて詳しくはこちらのドキュメントをご確認ください。
イベントがある場所だけを移動して見れるようになりました
セッション詳細のツールバー右側にある上下ボタンを使うと、強調表示しているイベントを上下に移動して見ることが出来ます。
詳しい仕様・使い方
その他の詳しい仕様・使い方はこちらのドキュメントをご確認ください。
リニューアルするとはいえ、今回の変更は私達の仮説を元に作ったものにすぎません。ご利用になられてみて感じられた気付きがありましたら、ご意見をいただけますと嬉しいです。
これからも、一人ひとりのユーザーを見て気付きを得て、良い体験を設計できるプロダクトを目指し改善を続けていきます。
プロダクト開発チームより