• 「配信されるはずの接客サービスが配信されなかった」
  • 「配信されないはずの接客サービスが配信された」 
  • 「配信回数」や「閉じるの回数」を指定したが、それ以上の回数配信されてしまった
  • 時系列的に持っているはずのユーザー情報変数が参照できなかった

といった、意図しない接客サービス配信が発生する主な発生条件・理由と、対処法について説明します。

問題が発生する条件

「配信の直前に発生したイベントにより判定された内容」 を元にした接客サービスの配信を行ったときに「確率的に発生」します

発生する例:

  • 1pv前のviewイベントで判定されたセグメントを元にした接客配信
  • 直前で発生したidentifyイベントを元にしたセグメントを元にした接客配信

問題が発生する理由

KARTEのイベント解析・セグメント判定は、短い時間(1秒以内)で完了し、接客サービスの配信まで行います。

イベントはそれぞれ独立して解析されており、「一つのイベントで解析完了した内容が、他のイベント解析時に参照できるようになるまで」にはタイムラグがあります。

このタイムラグにより、他のイベントで判定されたセグメントが、直後のイベント解析に間に合わない場合がある というのが問題発生の原因です。

問題ない場合

null

タイムラグに間に合わなかった場合

null

このタイムラグはKARTEの解析サーバーの稼働状況により変動するため、一概にいうことはできませんが10秒〜20秒ほどかかる場合もあります

問題の対処法

今後問題が発生しにくいように改善される予定ですが、現状においては以下のような回避策があります。

  • セグメント判定イベントと、配信のトリガーとなるイベントの間隔を十分取る
  • セグメントの判定イベントを接客の配信トリガーに指定してしまう