遅延イベントとは特定のルールに合致する条件が発生した際に別の名前のイベントを遅延発生させることができる機能です。
また発生させた遅延イベントを接客サービスの対象イベントとして利用することを想定しています。
※フィルターイベントとの大きな違いはセグメントの絞り込みが可能なこと、イベントの遅延発生が可能なことです

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この機能を利用することでサイト上で特定の行動をしたユーザーに対して、オフラインで適切なタイミングのお知らせをしたり、リマインドをすることが可能です。

  • ECサイトでカートに商品をいれた後、購入せず離脱したユーザーに対して1時間後にリマインドメールを配信する->シナリオ例
  • アプリインストールした際に会員登録しなかったユーザーに対して、翌日会員登録をすることのメリットを伝えるプッシュ通知を送信する->シナリオ例

事前準備

プラグインのインストール

遅延イベントの利用には、「遅延イベント」プラグインのインストールが必要です。
利用を希望される場合は、サポートまでお問い合わせください。

遅延イベントの作成

1. イベントの新規作成

  • グローバルナビゲーション顧客を知る>イベントからイベント画面に遷移します
  • イベント画面内「イベントを作成」ボタンから「遅延イベント」にて新規作成をします

※遅延イベントは5つまで作成が可能です。

遅延イベント(有償版)では、イベント作成を10つまで追加することが可能です。詳しい内容はサポート担当にお問い合わせください。

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2. トリガーとセグメントの設定

  • トリガーとするイベント:遅延イベントのトリガーとなるイベントを設定します
  • セグメントによる絞り込み:遅延イベントのトリガーとなるイベント発生時に絞り込みたいセグメントがある場合には任意で設定が可能です

※トリガーとなるイベントに他の遅延イベントや、フィルターイベントを設定することはできません

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3. 遅延条件を設定

遅延イベント(有償版)では、遅延時間を下記に追加して30分、7日、14日、21日を選択することが可能です。詳しい内容はサポート担当にお問い合わせください。
  • 配信可能時間帯:遅延イベントが配信される時間帯を設定します。除外した時間帯に遅延イベントが発生するタイミングだった場合には次の配信可能時間帯まで持ち越されます。 詳細はこちらをご参照ください
  • 遅延時間:トリガーとなるイベントが発生した後の遅延時間を下記選択肢から設定します
    • 1時間
    • 3時間
    • 6時間
    • 12時間
    • 1日
    • 2日
    • 3日

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4. イベントの設定

  • イベント名:遅延イベントの名称を設定します。すでに使用されているイベント名やKARTE側で使用を制限しているイベント名は設定ができません
  • 表示名:ユーザーのストーリー上に表示される名称を設定します。日本語で設定すると後から確認しやすくなります
  • 説明・目的:イベントを作成した目的や使用用途を記載します
  • ストーリー画面:ストーリー画面上への表示の有無を設定します。デフォルトのままを推奨します
  • ゴールイベント:接客サービスのゴールとしての使用有無を設定します。デフォルトのままを推奨します

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上記設定後、右上の保存ボタンで遅延イベントを保存してください

5. 遅延イベントの発生確認

設定した遅延時間になったらイベント画面の計測回数を「リアルタイム」に変更して、実際の設定通り対象ユーザーにイベントが発生しているか確認します
イベントが発生することを確認できたら、接客サービスの対象イベントで作成した遅延イベントを設定しましょう

使用の際の注意事項

遅延処理の制限

管理画面上に記載の通り、各遅延イベント毎に最大600件/分を超えると遅延処理が行われず、遅延イベントも発生いたしません。そのため、閲覧イベント等の発生頻度の高いイベントをセグメント等で絞らずに設定する場合にイベントの配信が停止する可能性があります。

配信可能時間帯以外の遅延イベント発生

配信可能時間帯以外で遅延発生イベントが発生するタイミングだった場合は、次の配信可能時間帯まで繰り越されます。

たとえば、特定のトリガーから1時間後に遅延イベントが発生し、下記の通り配信可能時間帯を設定していた場合について説明します。

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■例1:配信可能時間内の場合
特定のトリガーが火曜日の9時に発生した場合→遅延イベントは火曜日10時頃に発生します

■例2:配信可能時間外の場合
特定のトリガーが金曜日の18時に発生した場合→遅延イベントは翌月曜日10時頃に発生します

本来であれば金曜日の19時に遅延イベントが発生するタイミングになりますが、配信可能時間帯ではないため、次の配信可能時間帯に持ち越された結果、上記の通りとなります

遅延イベントの発生タイミング

遅延イベントには数分から1時間程度のタイムラグが発生する可能性があります。
遅延処理が多ければ多いほどタイムラグが発生する可能性があるため、タイムラグを考慮した施策の運用をお願いします。

遅延イベントのトリガーが複数発生した場合

遅延イベントのトリガーが遅延イベント発生前に複数発生した場合には、最新のトリガーに対して遅延イベントが発生します。

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たとえばカートイベントに対して1時間後に発生する遅延イベントを作成したとします。その際、あるユーザーが初めてカートに商品を入れてから(カートイベントの発生)、30分後、50分後にもカートに商品を追加した場合には50分後のカートイベントをトリガーとして遅延イベントが1時間後に発生します。遅延イベントが3回発生するわけではございません。