KARTE Blocksでは、設定した施策を自分もしくはチームメンバーだけで限定的に公開することで、実際のサイトで配信されたブロックをテスト的に確認することができます。

本記事では、具体的な設定の流れをご紹介します。

テスト公開が推奨されるケース

施策で設定したブロックの配信イメージは、ページエディターやブロックブラウザ、配信先の実際のページで拡張機能を利用するとプレビューを確認できます。

しかし、以下のようなケースでは、テスト公開を行うことでより確実に配信内容が問題ないかご確認いただくよう推奨しています。

  1. サイトが動的な作りになっている(SPAなど)
  2. ブロックを配信している箇所が動的なコンテンツとなっている
    • ハンバーガーメニューやレコメンド、カート、フォームといったユーザーアクションで挙動が変わるようなエリアにブロックを配信する場合、サイト側で実装されている挙動に影響が出る可能性があります(参考:ブロックの配信によるサイトの元々の挙動への影響
  3. プレビューができないケース
    • 特別な認証やアクセス制限を行っているようなページでは、プレビューが行えないケースがあります。
  4. サイトで元々実装されているスクリプトをブロック配信後に実行したいケース

1. テスト用のセグメントを準備する

(推奨)プリセットされたテストセグメントを利用する

あらかじめ、Blocksのセグメントには、「テスト用」というセグメントをご用意しています。
現在閲覧しているページURLの末尾に、「#test」という文字列がある場合にのみ合致するセグメントです。
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別のテスト用セグメントを作る

自分もしくはチームメンバー間でのみ合致する、別のセグメントを利用することもできます。
エンドユーザーは基本的に合致することがない条件であることに注意してください。

方法①:「test」以外の文字列を条件にする

プリセットされたテスト用セグメントを元に、testではない文字列を条件にしたテスト用セグメントを作成することも可能です。
ブロックスのグローバルナビゲーション > その他の設定 > Blocksのセグメントからアクセスします。

  1. テスト用セグメントをコピーして新しいセグメントを作成する
  2. ハッシュの値の文字列条件を任意の文字列に変更して保存する

方法②:アクセスのIPアドレスを条件にテスト用セグメントを作る

Insightのセグメントでは、サイトにアクセスしたときのIPアドレスの値を条件に指定することができます。
グローバルナビゲーション > その他の設定 > Insightのセグメントにアクセスします。

セグメントを作成し、「すべての期間> 閲覧> access.ip_address> 最新の値が> (任意のIP)と等しい」と設定します。
自動アーカイブ対象からは外しておきましょう

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なお、KARTE Blocksの仕様上、Insightのセグメントをご利用の際には、初回アクセスの1PV目ではセグメント条件を満たさず、2PV目以降でテスト公開されたブロックを確認できるようになります。
詳しくはこちらのサポートサイトをご覧ください。

2. 施策の対象ユーザーにテスト用セグメントを設定する

準備したテスト用セグメントを施策の配信条件で設定します。
もし他のセグメント条件を設定している場合には、必ずテスト用セグメントとAND条件で指定してください。
配信イメージを確認して問題がなければ施策を公開します。

⭕️ AND条件で設定できている
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❌ OR条件で設定されている(= テスト用セグメントに合致しないユーザーにも公開される)
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