ユーザーの行動をファネルで分析したい、ボトルネックを定量的に見つけたいといったことはありませんか?
今回β版でリリースする行動チェーンでは、
ユーザーに発生する複数の行動(イベント,セグメント,ディメンション等)を1つの流れとしてまとめて定義して、集計値を表示したり、該当ユーザー一人ひとりの行動シーンを見ることができます。
定量から定性(N→N1)、N1で発見したポイントの定量把握(N1→N)などの分析を分断なく流れで行うことがより一層できるようになりました。
概要
新たに追加される機能としては大きく次の2つがあります。
- ユーザー行動の流れを定量的に把握できるファネルチャート
- 一人のユーザー行動を俯瞰的に見れるシーンモーダル
1. ファネルチャート
ファネルチャートでは、図にもある通りユーザーの行動を複数定義してファネルのように流れで可視化します。主に下記の項目などを把握できるようになります。
- 設定したステップ(行動)が発生した人数/割合
- 設定したステップ(行動)が発生しなかった人数/割合
- 設定したステップ(行動)の発生有無それぞれに対するゴール到達の人数/割合
これまでユーザーリストでは1地点(≒1イベント)の行動探索ユーザー抽出が可能でしたが、複数の行動を繋げて見ることはできませんでした。行動チェーンではその対象を複数(2地点以上)にして可視化・分析することが可能になります。
詳しい内容や設定方法はこちらのドキュメントをご確認ください。
2. シーンモーダル
行動チェーンで可視化したユーザーリストからユーザーを選ぶと表示される機能です。
シーンモーダルでは、行動チェーンで設定したステップがどのタイミングでどの程度多く発生したのか、N1ユーザーの行動を俯瞰して見ることが可能になります。
ユーザーストーリーモーダルとの特徴差分は以下のようなものです。
- ユーザーストーリーモーダル: 個別のイベントログ全容を可視化し、ユーザー行動を時系列で深く見れる
- シーンモーダル: 設定したステップの行動に絞って可視化し、ユーザー行動を俯瞰的にざっくり見れる
詳しい内容はこちらのドキュメントをご確認ください。
βリリースにあたって
定量・定性の行き来からユーザーそのものや自社サービスの価値・課題を知ることは、KARTEで重要にしてきた価値で、これまでも提唱してきたことでした。
実際に「知る」ためにはその見る対象を見つけることが不可欠です。NからN1へ、N1からNへ、今回行動チェーンではそれぞれの流れをより実施しやすくするための機能としてリリースしました。
まだβフェーズの生まれたばかりの機能ですので、忌憚の無いFBをいただければ幸いです 😀
引き続き、KARTEをよろしくお願いいたします🤲
Product Div miruチーム⼀同🙂