こんにちは!
サポートチームの上島です!
今日はとても便利な機能「紐付けテーブル」についてご案内します。
実店舗や他ツールで収集した自社で持っているデータを使って施策したい、特定多数のユーザー(100人以上)に対して施策したい、ということはありませんか?
また紐づけテーブルを利用するためには、KARTE Datahubを使って連携する必要があると思っていませんか?
実はこういったケースでは、カスタムイベントタグ実装不要!KARTE Datahub不要!手元にリストさえあれば紐付けテーブルで実現できます!
宝の持ち腐れになる前に!
どのような方法で実現できるかご紹介したいと思います!
紐付けテーブルとは
外部データをKARTEへ取り込み、直接ユーザーに紐付けることができる機能です。
紐付けテーブルを使うと、Webサイト/スマートフォンアプリに連携が難しい個人情報や外部CRM等のデータをユーザーに紐づけることが可能となります。
詳細は以下ドキュメントをご参照ください。
https://support.karte.io/post/4V76PyeflvwR4fCQPhjFqa
お問い合わせ内容
例1 |手元にあるリストのユーザーを接客サービスの対象にしたい
接客サービスの配信で、弊社独自のリストに該当する方だけに配信をしたいと考えております。
Excelファイルをインポートや、ユーザーID・顧客名などで該当者のみに配信する方法はございますでしょうか。
例2|指定したいユーザーが多くセグメントの文字数指定に引っかかってしまう
ユーザーIDを指定してセグメントを作成したいです。
条件設定の中でユーザーIDの一覧をコピペしているのですが、100人分のユーザーIDを「どれかに一致する」で指定すると、セグメントの条件指定フォームでは255文字という文字数制限が出て、一度に100人分のユーザーIDを指定することができません。
一度にまとめて複数のユーザーIDを指定するためにはどうずれよろしいでしょうか?
疑問
例1は、『手元にあるリストのユーザーを接客サービスの対象にしたい』というシーンです。
店舗利用状況であったり、自社で募ったキャンペーンの参加有無など、自社にはデータが存在するのに、KARTEでイベントデータで計測できていないため、対象ターゲットを指定できず諦めてしまう、、、なんてことありませんか?
例2は、『指定したいユーザーが多くセグメントの文字数指定に引っかかってしまう』というシーンです。
セグメントでは、条件設定フォームでは255文字という文字数制限があるうえ、OR条件で指定できないため、実際イベントデータで計測していてもユーザーが多すぎるなどの理由で指定しきれない場合には困ってしまいますよね、、、
解決方法
そんな時こそ「紐付けテーブル」が役に立ちます!
しかもKARTEにデータを連携する機能なのに、KARTE Datahubが無くても利用できるんです!
KARTEで取得していない、自社でお持ちのデータを、紐付けテーブルでユーザーに紐付ける(※1)ことで、KARTEで以下のような用途で活用することができます!
セグメント条件
ユーザー情報変数で接客アクション内に埋め込む
※1:紐付けテーブルや紐付け設定の上限数は、契約によって異なります
具体的な方法については、以下ドキュメントにてご案内しています!
紐付けテーブルへの遷移方法〜画面上での設定方法〜セグメント条件の指定方法まで、画像付きで記載があるので、ぜひご確認ください!
メリット・デメリット
▼メリット
- カスタムイベントタグの追加などが不要
- 手元のCSVファイルをそのままアップロードできる
- ユーザー情報変数(※2)を用いてアクションのパーソナライズに利用できる
KARTE Datahubを利用しなくてもCSVファイルをアップロードできるため、普段利用しているExcelやスプレッドシートでCSVのリストに加工するだけでアップロードできます。
<ユースケース>
オフラインでのイベント参加者のリストや実店舗来店者のリストを取り込んで接客できる(セグメントで利用)
アップロードしたリスト内でユーザーごとに紐付いた値をそのままポップアップなどのアクションに埋め込みができる(ユーザー情報変数で利用)
※2:ユーザー情報変数の利用方法については、以下ドキュメントをご参照ください。
「静的変数・ユーザー情報変数」利用方法・仕様
▼デメリット
- メールやプッシュ通知などの施策では注意が必要(不向きである)
- ユーザーリストの検索ではHITしない
メールやプッシュ通知などサイト来訪の有無に関わらない施策(ターゲット配信)には不向きです。
理由として、紐付けテーブルの情報は、来訪などによりユーザーにイベント発生したタイミングで紐付くためです。
休眠ユーザー施策や、ステップメッセージなど、ユーザーにイベントが計測される保証のないユースケースには適していません。
おまけ
上記の利用方法の場合にはKARTE Datahubは不要ですが、
KARTE Datahubがあると、Google Cloud StorageやGoogle SpreadSheetなどの外部データを直接インポートしたり、毎日定時で紐付けテーブルに連携・更新したりすることが出来ます!
より便利に、より継続的に、活用したい場合には、KARTE Datahubをご検討ください。
詳細をご希望の場合には、担当のセールス・カスタマーサクセスにご相談くださいね!
あとがき
いかがでしたか?
言葉にすると難しくも感じるのですが、要は「データをCSVファイル化」さえ出来れば実現できてしまうのです!あとはKARTEの機能に頼ればOK!
御社にあるデータも、浮かんだアイデアも、宝の持ち腐れになる前に、ぜひ「紐付けテーブル」活用してみてください!
さらに!紐付けテーブルは user_id
だけに紐付けするだけの機能ではないので、実はもっと幅広く利用できたりもします…!
これについては、またいずれコラムでご紹介できればと思います。
施策をどのような機能で利用したらいいかわからない場合やどのように定義したらいいかわからない場合など、ぜひチャットチームにご相談ください!
お問い合わせは 管理画面グローバスナビゲーション > [?] サポートガイド > より可能です!
お問い合わせをお待ちしています!