設定値配信とは

設定値配信とは、アプリのアップデートをユーザーが行わなくても、アプリのネイティブの要素であるバナーや文言をKARTE上から変更できる機能になります。
この機能により、KARTEで作成したセグメント別に異なるキャンペーンバナーを表示したり、ボタンの色やテキストのABテストを行うことによりアプリの改善が行えます。

設定値配信の利用事例はCX Clipを御覧ください。

事前準備

1. 施策の詳細を決める

具体的に設定値配信で行いたい施策を決定します。
たとえば下記の通り、<どこの位置の><なにを><どのように>出し分けたいか考える必要があります。

(1)トップ画面の2つ目のバナーを購入経験の有無によって出し分けたい
(2)会員登録開始ボタンのテキストをABテストしてどちらが効果が高いか比較したい
(3)キャンペーンに応募していない人にだけ、キャンペーン訴求のバナーを申込直前のページで出したい

2. 変数の型を決める

具体的に行いたい施策が決定したら、設定値配信で変更する箇所の変数名とその型を決めます。
実際に配信する値はKARTEの管理画面上で設定します。

たとえば、トップ画面の2つ目のバナーにて、画像とその遷移先を出し分ける場合には、2つの変数が必要となります。
変数名は将来的に複数箇所で設定値配信を行う場合を考慮して、[位置]_[可変項目] (例:top_banner_2_image)等にルール付けするとわかりやすくなります。

変数名
top_banner_2_image string
top_banner_2_url string

3. 変数取得に失敗した場合の挙動を定める

何らかの不具合や、通信が不安定などの要因により変数取得に失敗した場合、KARTE管理画面上で定めた画像やタイトルは配信されません。その際の処理について決めます。主に、以下2通りの対処をご検討ください。

(1) 枠自体を削除する

例えばトップ画面の2つ目のバナーを設定値配信で指定した場合に、変数取得ができなかった際には枠自体を削除し、トップ画面には1つ目のバナーのあと、3つ目のバナーが表示される処理を実装ください。

(2) 配信されなかった場合のデフォルト値を定める

変数取得されなかった場合に、代わりに配信される値をSDK側にて実装する対応となります。変数で定めた項目それぞれのデフォルト値をご用意ください。

SDKの実装

1. 変数の取得処理を実装する

変数取得 (_fetch_variables)イベントを発行して変数をキャッシュするfetch( )を実装することで、設定値配信を行うことができます。
変数取得のタイミングは起動時を推奨していますが、もっと細かいタイミングで最新の値を反映させたい際には(例:バックグラウンド復帰や、画面のリフレッシュ等)、それに応じて変数取得処理を実装くださいませ。

2. 変数名及びデフォルト値を実装する

事前準備で定めた項目をSDKに実装します。

3. 効果測定のためのイベントを実装する

設定値配信の場合、KARTEの他の接客サービスとは異なり、接客サービスが表示された(message_open)・クリックされた(message_click)という値はデフォルトでは取得できないため、実装する必要があります。効果検証を行うために必ず実装しましょう。

効果測定は他の種類の接客と同様に行われます。
message_clickイベントのみ送信しても、クリック数には反映されません。
message_openイベントを送信することで配信数に反映され、その中からクリック数を集計します。
必ず、message_openイベントも送信してください。

実装方法についてはこちらをご参照ください:

4. 設定した設定値の一覧を確認する

すべてのサービス > Action > 接客サービスにある、接客サービス画面上のより、設定値の一覧が確認できるCSVをダウンロードできます。

null

以下のような場合にご利用ください。

  • 今どのような設定値が配信されているのかを把握したい
  • 配信している変数名に重複がないか確認したい

なお、CSVでは以下の内容が確認できます。

  • 接客ID
  • 接客名
  • 接客のURL
  • 公開ステータス
  • アクションID
  • アクション名
  • アクションのURL
  • 変数名
  • 変数の値
  • 表示名
  • 説明
  • 更新日時