施策のパターン別の効果は、配信対象となったすべてのユーザーの合算値で集計されます。 そのため、パターン単位の効果に対し、特定のユーザーセグメントに絞って集計すると異なる結果・傾向を示すことが少なくありません。
本記事では、「ユーザー別の効果探索」を利用し、パターンごとに効果の良かった・悪かったユーザーセグメントを手軽に発見する方法をご紹介します。
ユーザー別の効果探索画面の詳しい使い方はユーザー別の効果探索(β)をご参照ください。
事前準備: ユーザーセグメントを作成する
ブロックの配信時にプロジェクトで設定されていた、「Blocksのセグメント」「Insightのセグメント」が分析対象です。
そのため、分析で活用したいセグメントがあれば、事前に作成しておきましょう。
参照:セグメント機能概要
1.ユーザー別の効果探索画面を開く
セグメントごとの効果を調べたい施策の詳細画面を開き、[ユーザー別の効果探索]をクリックします。
効果集計期間と解析するゴールを選択し、データを抽出しましょう。
※ 効果集計期間は最大31日間、ゴールは1つ指定できます。
2.バブルチャートで特徴的なセグメントを見つける
データの抽出が完了すると、バブルチャートやテーブルで結果を確認できます。
- 探索パターン: セグメントごとの効果数値を分析したいパターンを選択します。
- 比較元のパターン: 探索パターンに対して、同一のセグメントごとに効果数値を比較できます。
施策で設定している任意のパターンを1つ選択でき、比較元のパターンはデフォルトで「変更なしのパターン」が選択されています。
・変更なしのパターンの配信率が0%に設定されている場合でも、比較元として選ばれます。その場合、比較対象がないため、バブルチャート上のバブルはすべてy軸上に並んで表示されます。 ・複数のパターンを配信している場合、比較元パターンを切り替えて再度データを抽出することで、異なる視点で分析できます。
効果の良かったセグメントを見つける
バブルチャート上で右側にバブルが位置している場合、比較元パターンに対して、探索パターンでよりゴール率が高かったセグメントです。
(右端に近いほど、ゴール率の変化が大きい = 効果が高かったことを示します。)
また、バブルチャートの上側にバブルが位置している場合、探索パターン内で他セグメントよりも高いゴール率が出ているセグメントです。
効果の悪かったセグメントを見つける
逆に、バブルチャート上で左側に表示されているバブルは、探索パターンでゴール率が低かったセグメントを示します。
同様に、バブルチャートの下側にバブルが位置している場合、探索パターン内で他セグメントよりも低いゴール率が出ているセグメントです。