特定ページにおけるA/Bテストだけでなく、ユーザーの閲覧の流れに沿って一連のページで一貫した訴求やデザインをテストしたい場合があります。
KARTE Blocksでは、複数の施策を組み合わせることでこうしたニーズに対応することが可能です。
想定ケース
ここでは、次のようなケースを想定します。
- トップページ(遷移元)のCTAボタンをA/Bテストする。
- ボタンのパターンに応じて、フォームページ(遷移先)のバナーも連動してテストを実施する。
設定手順
遷移元ページと遷移先ページにそれぞれ施策を作成し、以下の手順で設定します。
1. 遷移元ページの施策を作成
- 必須事項の「名前」と「配信ページ」を設定して保存する
- パターンを設定する
- 「変更なし」のパターンと「テストパターン」を作成し、それぞれ配信率を設定します。
- ブロックを編集する
- テストパターンの遷移導線(ここではCTAボタン)のブロックを編集し、遷移先リンクに任意のクエリパラメータを付与します。
補足
テストパターンを複数設定したい場合、パラメータは別々の値にしてください。
例)
?cta=patternA
?cta=patternB
2. Blocksのセグメントを作成
1で設定したクエリパラメータを基に、遷移元から遷移先へアクセスしたユーザーを識別するためのセグメントをBlocksセグメントで作成します。
[最新のセッション]>[閲覧]>[閲覧ページのクエリ文字列]>[最新の値]>[を含む(部分一致)]>[1]で設定したクエリパラメータを入力します。
3. 遷移先のページの施策を作成
- 必須事項の「名前」と「配信ページ」を設定して保存する
- パターンを設定する
- テストパターンの配信率を100%にします。 変更なしのパターンの配信率は0%にします。
- ブロックの編集をする
- 遷移元のテスト内容に合わせて、ブロックを編集します。今回はバナーをテストパターン用の画像に差し替えます。
- 編集が終わったらエディター画面で保存してください。
- 対象ユーザーの絞り込みを設定する
- 配信条件エリアの[対象ユーザーの絞り込み]で、2で設定したBlocksのセグメントを指定します。これにより、1で設定した、クエリパラメータ付きの遷移導線を経由したユーザーが、こちらの施策の対象ユーザーとなり、テストパターン用のブロックが配信されます。
4. 施策を公開する
最後に、2つの施策に優先度を確認し、配信イメージを確認した後、公開します。
ご注意ください
テストパターンが複数ある場合は、その分遷移先施策を作成してください。
配信後の効果を確認する
A/Bテストのテストパターンごとの効果は、遷移元ページの施策詳細画面で確認できます。
ブロックごとの効果は、それぞれの施策の詳細画面で確認できます。