概要
このドキュメントでは、ユーザー指標とディメンション/セグメントの違いとそれに伴う使い分けについて説明します。
ユーザー指標とディメンション/セグメントの違いと使い分け
ユーザー指標とディメンション/セグメントは、集計方法の違いにより、向いている使い方が異なります。
下記の表で、それぞれの違いと、向いている使い方を説明します。
ユーザー指標 | セグメント | ディメンション | |
---|---|---|---|
特徴 | ユーザー指標を作成後、条件に合致するユーザーのデータを過去に遡って集計します。 イベントやフィールドのデータを柔軟に集計することができます。 |
セグメントの作成以降に来訪し、条件に合致したユーザーが過去データも含めてグルーピングされます。 | ディメンションの作成以降に来訪し、条件に合致したユーザーが過去データも含めてグルーピングされます。 |
集計タイミング | 日次のバッチ処理により集計(詳しくは「ユーザー指標の集計ロジック」に記載) | リアルタイム 作成後すぐにユーザーデータが貯まりはじめ、リアルタイムで更新され続ける |
リアルタイム 作成後すぐにユーザーデータが貯まりはじめ、リアルタイムで更新され続ける |
集計対象ユーザー | 直近1ヶ月に来訪したユーザーが対象。 指標作成後に来訪せずとも、直近1ヶ月にサイト/アプリ来訪があれば集計対象となる |
作成後に何らかのイベントが発生したユーザー(サイト/アプリに来訪したなど)が対象 | 作成後に何らかのイベントが発生したユーザー(サイト/アプリに来訪したなど)が対象 |
向いている使い方 | 一定期間のユーザーの特徴を群として捉えることが得意。ユーザー傾向や特徴を定量的に分析することに向いている。 例: 直近1ヶ月の購入回数・直近1ヶ月で最も多かった流入経路 |
リアルタイムなユーザーの状態を捉えることが得意。 「今購入回数が5回である」「今お問い合わせページを見ている」など、今の状態に合わせて接客を配信する際に活用できる。 例: セッションの最後にお問い合わせページを見た |
リアルタイムなユーザーの状態を捉えることが得意。 「今購入回数が5回である」「今お問い合わせページを見ている」など、今の状態に合わせて接客を配信する際に活用できる。 例: 現時点の購入回数(0回/1回/2回以上など) |
主な利用先 | ユーザーの構成比の理解など | 接客やユーザーリストの絞り込みなど | ユーザーの特定の項目(購入金額/来訪回数等)での分析など |
※セグメントとディメンションの使い分けについては、「ディメンションとセグメント 」をご確認ください