概要

ユーザー指標とは、ユーザーごとのイベントデータ・属性データを任意の条件・期間で集計したものです。
主に、ユーザー構成比ユーザータイプ分析といった機能で利用します。
このドキュメントでは、以下を説明しています。

  1. ユーザー指標の集計
  2. ユーザー指標の可視化イメージ
  3. ユーザー指標の集計ロジック
  4. セグメント・ディメンションとの違い

ユーザー指標の集計

数値データを用いたユーザー指標の集計

任意の期間で、ユーザーに発生した任意のイベントの発生数、またはフィールドの値を集計します。

  • 集計方法

    • イベントの発生数
    • イベントの最後の発生からの経過日数
    • フィールドの合計値
    • フィールドの最大値
    • フィールドの最小値
    • フィールドの平均値
  • 期間

    • 直近1週間
    • 直近1ヶ月
    • 直近3ヶ月
    • 直近6ヶ月
    • 累計
      ※ユーザー指標名に期間指定がないプリセットユーザー指標で設定されています。新規で作成するユーザー指標の条件には指定できません。
    • ユーザーの「buyイベント」と「buyイベントのitem.priceフィールド」の値から、「直近nヶ月のbuyイベントの発生数(3回)」、「item.priceフィールドの合計値(24,000円)・最大値(12,000円)・平均値(8,000円)」がユーザー指標として集計されます。
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文字列データを用いたユーザー指標の集計

任意の期間で、ユーザーに発生したイベントのフィールドにて、文字列を基軸とした集計をします。

  • 集計方法

    • イベントの発生数
    • イベントの最後の発生からの経過日数
    • フィールドの値の種類数
    • フィールドの最も多い値
    • フィールドの最後の値
  • 期間

    • 直近1週間
    • 直近1ヶ月
    • 直近3ヶ月
    • 直近6ヶ月
    • 累計
      ※ユーザー指標名に期間指定がないプリセットユーザー指標で設定されています。新規で作成するユーザー指標の条件には指定できません。
    • ユーザーの「buyイベントのitem.categoryフィールド」の値から、「item.priceフィールドの値の種類数(2)、最も多い値(トップス)、最後の値(トップス)」がユーザー指標として集計されます。
      null

補足:ユーザー指標の集計方法を確認する

詳細は、「ユーザー指標の定義の確認方法」をご確認ください。

ユーザー指標の可視化

ユーザー構成比(β)では、ユーザー指標をチャートにして内訳やボリュームを確認できます。
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ユーザー指標の集計ロジック

集計対象

  • 直近1ヶ月に任意のイベントが発火したユーザーが集計対象です

集計対象の範囲

  • 当日の2日前が最新です

プリセットユーザー指標とカスタムユーザー指標(作成した指標)の違い

仕様が一部異なります。詳細は以下をご確認ください。

プリセットユーザー指標 カスタムユーザー指標 (作成した指標)
集計期間 期間指定がない限りはviewやbuyなど必要なイベントが計測されたタイミング以降の全期間のデータを集計しています
期間指定のあるプリセット例:直近1ヶ月の購入回数・直近1週間の来訪日数
直近1週間/1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月から選ぶことができます
作成時点では2か月前まで遡って集計し、それ以降のデータについては順次貯まっていきます
指標を作成した時点では3ヶ月以前のデータはございません。作成直後に直近3ヶ月または直近6ヶ月を選択されても、当該期間のデータが蓄積されるまでお待ちいただく必要がございます。
集計タイミング 日本時間0:00のタイミングで最新のデータ(2日前を起点日とするデータ)に切り替わります - イベント/Datahubから作成した場合:作成後、5時間以内に集計が開始され、開始後、1時間以内に集計が完了します
- ユーザーマスターから作成した場合:作成後、2日後に画面に表示されます。
発生していないイベントの集計 来訪日数やセッション、購入回数、大カテゴリ・少カテゴリ・ブランドのそれぞれの種類数はイベントが発生していなくても集計対象となります
イベントが発生していない場合は0としてカウントします
イベントが発生していない場合は集計対象外となります
0としてカウントしたい場合は意図的にイベントを送る必要があります

セグメント・ディメンションとの違い

ユーザー指標とディメンション/セグメントの違いと使い分け 」をご確認ください。