このページではダイナミックブロック(β)の設定方法をご案内します。
基本的な流れは以下の通りです。
- 「アクションテーブル」を作成する
- データの表示条件を「アクションテーブルクエリ」に設定する
- 「ページ」「配信条件」を作成する
- 「ブロック」と「アクションテーブル」を連携する
「アクションテーブル」を作成する
KARTEとKARTE Blocksは同じアクションテーブルを参照しています。
設定・更新方法は以下のドキュメントをご確認ください。
「アクションテーブルクエリ」を設定する
アクションテーブルの中から、ブロックとして表示したいデータを「アクションテーブルクエリ」の抽出条件を使って条件指定します。
1テーブルにつき、5つのクエリが作成可能です。
クエリの設定手順
1. アクションテーブルのクエリ「作成」を選択
2. 「クエリ名」を設定
名称には英小文字 + 数字 + _(アンダースコア)のみ使用可能です
3. 「抽出条件」を設定
条件 | 説明 |
---|---|
Limit | 取得するレコード数の上限数。最大100レコードまで取得可能。 |
Filter | レコードの抽出条件。複数指定した場合は、AND条件で適応。※設定方法の詳細は後述 |
Sort | 抽出したレコードの並び順を「昇順」「降順」に変更 |
Projection | 抽出したレコードに含めるカラムを、絞り込む |
4. クエリを「有効化」
作成したクエリを選択し「有効化」を選択します。
Filterの設定方法
① 条件を適応するカラムを指定
② 一致条件を指定
条件 | 説明 |
---|---|
= | ①が③と一致する |
!= | ①が③と一致しない |
IN | ①が③を含む |
NOT IN | ①が③を含まない |
③ 抽出条件の「入力タイプ」「値・変数名」を入力
入力タイプ | 説明 | 入力例(会員ランク) |
---|---|---|
A(値) | 指定したい値を直接入力 | Gold |
</>(変数名) | イベントから値を参照する為の変数名を入力 | user_rank |
※ 一致条件にIN / NOT INを指定した場合は、値・変数名は配列(例:["Gold","Silver"])で記入してください。
「ページ」「配信条件」を作成する
ページ・配信条件の作成方法は以下のドキュメントをご確認ください。
「ブロック」と「アクションテーブル」を連携する
ブロックの編集画面でブロックとアクションテーブルの連携を行います。
1. ブロックを選択
アクションテーブルのデータを反映するブロック全体を選択し「編集」を選択します。
新たにブロックを作成する場合は、追加する周辺のブロックを選択し「前/後にブロックを追加」を選択します。
2. 「変数」の設定
「変数」を選択し「変数を作成」からアクションテーブルを連携します。
変数種別 | 説明 |
---|---|
ユーザー情報変数 | ユーザーのイベントデータを指定。アクションテーブルのクエリ抽出条件で「変数名」を指定した際に設定する |
アクションテーブル変数 | 連携するアクションテーブル・クエリを指定 |
アクションテーブル変数
変数名を入力し「作成」ボタンを押します。
右パネルに作成されたアクションテーブル変数を選択し、各項目の設定を行います。
項目 | 説明 |
---|---|
変数名 | 半角英数字、_、$が使用可能 |
テーブルとクエリ | 連携するアクションテーブルとクエリ(抽出条件)を1つ選択。変数名を指定したクエリ条件を選択した際は、ユーザー情報変数で設定した変数を引数に指定する |
表示名(任意) | 変数を識別し易いように名前をつけることが可能 |
データ抽出用のユーザー情報変数 | アクションテーブルのクエリ(抽出条件)を変数にしている場合に使用。紐付けする変数を選択・作成する(作成方法はユーザー情報変数へ) |
デフォルト値 | アクションテーブルのデータが取得できなかった時の値が設定可能「ブロックエリアごと表示しない」を選択するとエリア全体が非表示になる |
レイアウトシフト抑制用の値 | データの読み込み前後で生じるコンテンツのズレを抑制するための値。配信箇所の幅や高さをあらかじめ確保し、データ読み込み後は取得したデータに差し代わる |
設定が完了したら「<(戻る)」を選択し、ブロックの編集に移動します。
ユーザー情報変数
項目 | 説明 |
---|---|
変数名 | 半角英数字、_、$が使用可能 |
条件 | 参照するユーザーのデータを「期間」「イベント名」「フィールド名」「値」で指定 |
プレビューの値 | エディタ上で編集する時に適応する値 |
表示名(任意) | 変数を識別し易いように名前をつけることが可能 |
デフォルト値 | 指定したユーザーのデータが取得できなかった時の値が設定可能 |
レイアウトシフト抑制用の値 | データの読み込み前後で生じるコンテンツのズレを抑制するための値。配信箇所の幅や高さをあらかじめ確保し、データ読み込み後は取得したデータに差し代わる |
3. ブロックに反映
アクションテーブルを反映する1つ目のブロックを選択し(li/div/a等の1番目の要素)
「繰り返し設定」の流し込むデータとして「アクションテーブル変数」を選択します。
テーブルのレコード数分ブロックがコピーして表示されます。
アクションテーブルの内容をブロックに適応します。
画面右下の「{x}変数をコピー」ボタンを選択するとアクションテーブル内のカラムが表示されるので、適応するカラムをクリックしコピーします。
画像
画像編集の「URL」を選択し「{x}変数をコピーボタン」からカラムを選択します。
コピーされた変数を各モーダルにペーストするとブロックに適応されます。
最後に1つ目の要素以外のブロック(元のリスト)を削除します。