新しくリリースしたユーザーリスト(β)を用いたユースケースに関するドキュメントです。
リリースの詳細はこちら。ユーザーリスト(β)の機能概要ドキュメントはこちら

ユーザーの全体感を「知る」、特定のユーザーを「見つける」ことが特徴の新機能:ユーザーリスト(β)がどのように使えるのか、その活用例を紹介します。

(注意) 本機能は開発途中のβ版の機能です。
今後、機能の内容・仕様が大幅に変わったり、機能自体の提供を終了する可能性があります。
機能自体が終了する場合にはあらかじめアナウンス致しますが、使用される際はご注意ください。

Case1: 見たいユーザー、見たい行動の瞬間を見つける

当てはまるシーン

特定のページを見ているユーザーや特定のイベントが発生しているユーザーの行動を知りたい、その前後行動を見て分析したい、そういったニーズはサイトやユーザーの分析、施策の振り返りを行う時によく発生するかと思います。
ユーザーリスト(β)があればユーザー条件をSQL等で作成して抽出せずとも、KARTE上で簡単に条件を設定して見たいユーザーを見つけることができます。
「見たい瞬間を探せる」ことはユーザーリストの代表的な使い方となるため、幾つかのパターンに分けて活用方法を紹介します。

活用方法

探し方は次の通り、大きく2種類あります。
1つ目の方法では対象期間と、閲覧やその他イベント、ディメンション・セグメントなどを指定したり掛け合わせて、見たいユーザーの瞬間を表示することができます。

    1. 自分で期間やイベント条件を設定して検索する
    • ページ軸: 「閲覧イベント」を活用
    • 任意の行動軸: 「その他のイベント」を活用
    • 掛け合わせ: 「任意のイベント」と「ディメンション」/「セグメント」を活用
    1. 元からセットしている「おすすめの条件」を使う

具体例

ページ軸

1週間以内にサービスページに来たユーザーを見る
担当している領域・ページに最近来訪したユーザーがどのように行動しているかを見てみましょう。

設定方法例)
※URLパスは弊社サービスサイトのものであり、その限りではありません
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キャンペーン期間でセールページを見ているユーザーを見る
キャンペーン開始〜終了期間でセールを見に来たユーザーの行動を見てキャンペーン分析に役立ててましょう。

設定方法例)
※URLパスはサンプルで実在するものではありません
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任意の行動軸

特定のアイテムをカートに入れているユーザーを見る
「特定のアイテム」をカートに入れているユーザーがどのようにカートインしていたのか、その後どう動いたのかを見てみましょう。
※この設定を行うには、事前にカートイベントを発生させていることが必要です

設定方法例)
※イベント名、フィールド名はサンプルで実在するものではありません
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特定の接客サービスをクリックしたユーザーを見る
接客をクリックした前後の行動から接客の効果や改善点を見てみましょう。
例示では、接客表示後の効果も合わせて見るために期間を「昨日」で設定しています。

設定方法例)
※イベント名、フィールド名はサンプルで実在するものではありません
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掛け合わせ

1週間以内に特定のサービスページに来ていて かつ 滞在時間が長いユーザーを見る
特定のページに来訪して、アクティブにサイト回遊していたユーザーの行動を見てみましょう。
例示では、滞在時間は共通のディメンションで設定できるためディメンションを使っていますが、セグメントで条件を設定することも可能です。

設定方法例)
※URLパスは弊社サービスサイトのものであり、その限りではありません
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元からセットしている「おすすめの条件」の活用

初回来訪者を見る
初めてサービスを訪れたユーザーがすぐに離脱してしまう、という課題がある場合、
すぐに該当者を抽出して初回来訪者のつまづきポイントを把握し、体験を改善しましょう。

左カラム上のおすすめの条件の「初回来訪」を選択することで該当ユーザーが表示されます。

表示後に更に条件を追加して見るべきユーザーを絞りこむことも可能です。
「こういった条件ではどうだろう?」という仮説をユーザーリスト(β)で次々試して見てみましょう。

Case2: 立てた仮説の該当ユーザー・見たいユーザーのボリュームを把握する

当てはまるシーン

発見した仮説や想定しているターゲットユーザーが実はほとんど存在しなかった、というような経験はありませんか?
分析をするなかで、その確からしさを定量的に検証することは重要です。
ユーザーリスト(β)は、ある条件に当てはまる人のボリュームを知りたい時や、n=1分析から出た仮説を定量的に把握したい時などにその量と割合を把握する手段として活用できます。

活用方法

  • 特定の条件でユーザーリストを更新します。
  • 結果が表示されたら、上部で人数と割合を確認することができます。
  • 更には、絞り込み条件・上位の閲覧ページで絞った構成比を確認することができます。

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※表示される推定ボリュームは直近1日分の来訪ユーザー数の実績を基準にした算出となるため、この点についてご留意ください。

具体例

ここでは2つの具体例を紹介します。

ページ軸

サービスに長く滞在しているアクティブユーザーのボリュームを確認
ボリュームが想定通りかどうか、該当ユーザーにはどういった特徴があるか等を見ていくことができます。

設定方法例)
※URLパスは弊社サービスサイトのものであり、その限りではありません
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任意の行動軸

1週間以内にサイト内検索を複数回使ってる人のボリュームを確認
特定イベントの発生数が多いのでは? / 少ないのでは?といった仮説の検証をするときに該当行動をイベントとして取得できているとユーザーリスト(β)で定量的な確認が可能です。

設定方法例)
※ここでは該当イベントの複数回発生者をセグメントで作成して、ユーザーリスト(β)の条件設定をしています
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その他にも、フローイベント(β版)と組み合わせて使うことで、理想的な行動を取ったユーザー等「特定の行動の流れ」を軸に推定ボリュームを把握することができます。

フローイベント(β版)の活用方法はこちらのドキュメントをご参照ください。

Case3: 見たいユーザーグループの特徴を把握する

当てはまるシーン

検索したユーザーがどんな人たちなのか、その特徴概要を知ること・該当ユーザーの行動を連続的に見ることをユーザーリスト(β)ではまとめて実施できます。
該当ユーザーの特徴や前後の行動を複数人連続して見ることで、行動仮説を生みやすくなります。また、このようなn=1分析をする時に都度該当ユーザーを探さなくても良いため、作業工数を省くことにもつながります。

活用方法

  • 特定の条件でユーザーリストを更新します。
  • 結果が表示されたら、ユーザーの特徴的なセグメントや、絞り込み条件・上位の閲覧ページから特徴概要を確認します。
  • 気になるユーザーを選択して「ストーリーモーダルから該当部分の行動を見る」を繰り返していきます。

ユーザーリスト(β)ではリスト上のユーザーを選択すると、検索条件に合致したタイミングのユーザーストーリーがモーダルで表示されます。条件発生の瞬間をユーザー毎に次々見ていくことができるため、ここから行動特徴の仮説を得たり、見るべき理想的な行動のユーザーに出会いやすくなります。

Case4: 気になる行動を動画で見て「なぜ?」を深く理解する

当てはまるシーン

n=1の行動をログから分析すると、「なんでこういう行動をしたんだろう?」「実際にどう利用していたんだろう?」とより深く把握したい時が出てくるのではないでしょうか。
KARTE Liveを合わせて使うことでユーザーリスト(β)で該当の行動を見つけて、実際の行動を動画で見ることで深い理解を行えるようになります。

活用方法

  • 特定の条件でユーザーリストを更新します。
  • 結果が表示されたら、気になるユーザーを選択してユーザーストーリーモーダルから該当部分の行動を見ます。
  • 気になるタイミングのイベントでKARTE Liveの再生アイコンをクリックして動画を開きます。

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  • ※KARTE Liveについて
    • KARTE Liveでは無償版を提供しています。
    • KARTE Live利用規約への同意とKARTE Liveのプラグインインストールを行うことで利用できるようになります。詳細はこちらをご確認ください。

KARTE Liveを使ったユースケースはこちらのレシピ記事でも紹介しています。合わせてご参照ください。

また、ユーザーリスト(β)上で表示された該当行動のセッション以外の部分で、該当ユーザーの全行動を俯瞰して見ることで新たな発見があるかもしれません。ユーザーストーリーモーダルから該当のユーザーストーリー画面にいき、セッション全体の情報を見たり、別の日時の行動を観察して、全体でどのくらいの頻度でどんな体験をしていたのかをユーザーストーリーからも見てみましょう。

Case5: 特徴的な行動をしているユーザーを継続的に注視する

当てはまるシーン

新たな発見があった、今後の行動が気になる、理想的な行動をしていた...など特定の特徴があるユーザーを継続して見続けたい・保存しておきたいこともあると思います。
ユーザーリスト(β)のブックマーク機能を使うことでユーザー単位でリストへの保存を行うことができます。

活用方法

  • 特定の条件でユーザーリストを更新します。
  • 結果が表示されたら、リスト上からブックマークアイコンで保存する、または、ユーザーストーリーモーダル上のブックマークボタンで保存します。

Case6: 「◯◯な人」の解釈をする、グルーピングする

当てはまるシーン

Case:5で紹介したブックマーク機能では、新しいブックマークリストを作成して該当ユーザーを登録していくことができます。
サービスやユーザー分析をするなかで「施策にいい反応をしてくれた人」「施策にネガティブで離脱した人」「迷っている人」など分析をした結果毎にユーザーをまとめたいシーン等で活用できます。

活用方法

  • 新しいブックマークリストを作成します。
  • 特定の条件でユーザーリストを更新します。
  • 結果が表示されたら、リスト上からブックマークアイコン、または、ユーザーストーリーモーダル上のブックマークボタンで新たに作成したブックマークリストへ保存します。

活用例

ブックマークの活用例は様々です。
新たな発見や課題など解釈内容ごとにリストを作っていくことで、振り返りや継続的な分析が行いやすくなります。

  • 新機能を使い倒しているユーザーのリスト
  • 申込み導線で迷っているユーザーのリスト
  • プロジェクトチームで継続的に見たいユーザーのリスト

最後に

ユーザーリストではサービス全体感の把握、特定ユーザーやユーザーグループの検索、n=1の継続的な分析など、一般的な「分析・解釈」と呼ばれる幅広い行為のなかで、様々な活用方法があります。

すべての機能を使うことは目的ではありません。サイトの特徴や現在のフェーズに適したユーザーリスト(β)の使い方を、ぜひ本ユースケース記事を参考に探してみてください。

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