ユーザーとは
KARTEに設置されている計測タグが埋め込まれたサイトにアクセスした際、KARTEは独自の識別子(visitor_id)を発行し、訪問者を「ユーザー」として認識し続けます。ユーザー認識の継続には、ブラウザのCookieおよびLocalStorageが使用されます。
- ブラウザのCookieおよびLocalStorageを通じて、ユーザーの同一性を保持します。
- ただし、異なるブラウザ(例えばPCとスマートフォン)を使用してアクセスした場合、別のユーザーとして認識されます。
- ユーザーとして認識される期間はデフォルトで2年間です。
- ITPの影響を受けたり、ユーザーが自身のCookieを削除するなどの行動により、この期間は短くなる可能性があります。
ユーザーの種類・ビジターとメンバー
KARTEにおけるユーザーは大きく2種類に分けられます。
- ビジター: ログインを行っていない匿名ユーザーで、KARTEによって付与された
visitor_id
を持ちますが、メンバーとして識別できるuser_id
は持たないユーザーです。 - メンバー: ログインユーザーなど、サイト固有の
user_id
(ユニークな顧客管理ID)を持ち、visitor_id
も持つユーザーです。
KARTE上では、初めてサイトを訪れた人は「ビジター」として認識されます。ユーザーのログイン時などにuser_id
がidentifyイベントによってKARTEに送信されると、「メンバー」として認識されるようになります。
ユーザーのマージ
ビジターからメンバーへの昇格時、user_id
が送信されることで「ユーザーのマージ」が行われます。このマージにより、これまでのすべてのイベント情報がメンバーのアカウントに統合されます。
同一のuser_id
を持つ複数のビジターが存在する場合でもマージが行われ、それぞれのビジターの行動データが一つのメンバーに集約されます。