KARTE Blocksでは、書き換えの効果やブロック別の効果を計測するためにイベントを自動的に発生・集計しています。
この記事では、KARTE Blocksで発生させているイベントについて紹介します。
Blocksで発生させている自動イベント
KARTE Blocksでは以下のイベントを自動的に発生させています。
なお、これらのイベントは「解析しないイベント」として処理され、ご契約プランの月間計測イベント上限数の集計には含まれません。
イベント名 | 表示名 | 発生条件・仕様 | 主な用途 |
---|---|---|---|
blocks_view | KARTE Blocks view | Blocksで登録・管理しているページが閲覧された時、該当条件にマッチするページ設定数の分計測 例) 「トップページのみ」と「サイト内ページ全体」というページが登録されている場合、「トップページ」に来訪すると2イベント発生 |
設定ページごとのPV数を集計 |
blocks_page_view | KARTE Blocks page_view | Blocksで登録・管理しているページが閲覧された時、一度だけ計測 ※blocks_viewとは異なり、複数のページ設定に合致していても多重計測しない |
「登録ページの月間ページビュー数」を集計し、契約プランごとの設定上限値と照合 |
blocks_message_open | KARTE Blocks ブロック書き換え | Blocksで公開している配信条件および特定のパターン(※複数パターン存在時)に合致し、書き換えを行う対象と判定された場合に計測 | 配信条件一覧画面などで、配信条件・パターンごとの訪問ユーザーを集計・表示 |
blocks_impression | KARTE Blocks ブロックインプレッション | 登録しているブロックが表示された場合に計測 | ブロックリスト画面などで、ブロックの表示ユーザーなどを集計・表示 |
blocks_message_click | KARTE Blocks ブロッククリック | 登録しているブロックがクリックされた時に計測 | ブロックリスト画面などで、ブロックのクリックユーザーやクリック率を集計・表示 |
blocks_skipped_impression | KARTE Blocks ブロックスキップインプレッション | オリジナルブロックを登録している要素が表示された場合に計測 | ブロックリスト画面などで、オリジナルブロックの表示ユーザーなどを集計・表示 |
blocks_skipped_message_click | KARTE Blocks ブロックスキップクリック | オリジナルブロックを登録している要素がクリックされた場合に計測 | ブロックリスト画面などで、オリジナルブロックのクリックユーザーやクリック率を集計・表示 |
※ blocks_skipped_impression
,blocks_skipped_message_click
はオリジナルブロックの効果計測改善のため、2024年5月に追加・計測を開始しています。
※ blocks_impression
, blocks_message_click
でもオリジナルブロックを登録している要素の表示・クリックは計測しています。
page_view(ページビュー)の計測仕様
page_viewの計測対象
以下の2つの条件を満たしているページのみ計測します。
そのため、タグ設置されていても管理画面内でページ登録していないページでは計測されません。
- ページにタグが設置されている
- Blocks管理画面内でページ登録されている
- ブロックの設定有無、公開・非公開の設定有無は問いません。すなわち、ページにブロックがなくても、またはブロックが非公開になっていても
page_view
は計測されます。
- ブロックの設定有無、公開・非公開の設定有無は問いません。すなわち、ページにブロックがなくても、またはブロックが非公開になっていても
page_viewが計測されるタイミング
- ユーザーが上記条件に合致するページにアクセスしたとき(同一画面で画面をリロードしても計測されます)
- ページ内で非同期でURL変更が行われたとき
- 例1:ハッシュ(
#
)を使ってページ内リンクを行っていて、画面遷移を伴わずにページ内の該当の要素に移動したとき - 例2:SPA(Single Page Application)で構築されたサイトで、画面遷移を伴わないがページURLが変わるようなユーザーの操作が行われたとき
- 例1:ハッシュ(
注意点
- 同一のページが重複して登録されている場合や、登録しているページの条件が被っている場合でも、PVはダブルカウントされません。
- 例1: PC/SPでURLは同一だが、運用を分けるためにページを2個登録した場合
- 例2: サイト共通のグロナビを更新するために全ページを対象としてページ登録し、その後、別のページを登録した場合
- botからのアクセスはuserAgent情報を踏まえて計測対象から除外することで、PV数の集計には含まないようにしています。
- 契約時に定めた月間の上限PV数(登録ページの月間ページビュー数)を大幅に超えた場合、一部機能が制限・停止されます。
- 効果計測機能が停止する場合、
page_view
の計測も一時的に停止します。翌月1日から計測が再開されます。 - 対応方法については、こちらの記事をご確認ください。
- 効果計測機能が停止する場合、
その他のイベントの仕様
ブロック/オリジナルブロックのクリックが計測される条件
- 次のHTML要素のいずれかをクリックしたときにトラッキングされます。
<a>
<button>
<input type="button">
<input type="submit">
<input type="image">
- 1つのブロック内に複数の計測対象要素がある場合、クリック数は合算されます。
- ブロック内の要素毎にクリック数を確認することはできないため、ブロックを分けて登録いただくか、それぞれにクリックイベントを分けて手動設定してください。
ブロック/オリジナルブロックの表示が計測される条件
- 「ブラウザのスクリーン上に対象のブロックが50%以上表示されたタイミング」でトラッキングされます
- 実際にブラウザ上に表示されなかった場合はカウントされません。以下のようなケースにはご注意ください。
- 「ブロックを非表示」 にしている場合、ブロックの表示ユーザーは表示されません。
- ブロックの高さが0の場合には、画面内に表示されたものとしてカウントされます。
- 極端に広い要素をブロックとして登録した場合(ex.ページのコンテンツ全体)、表示数はカウントされません。
- 実際にブラウザ上に表示されなかった場合はカウントされません。以下のようなケースにはご注意ください。
- 上記条件に合致しない場合でも、ブロックの「クリック」が計測されると、ブロックの「表示」もされたものとしてみなし、イベントが発生します。
- ブロックの変更が完了する直前にトラッキングされます。
- 何か不具合などでブロックの変更がされなかった場合でも、表示数が加算される場合があります。
各イベントの計測状況の確認
イベント画面
自動発生させているイベントの計測状況は、「イベント画面」で確認できます。
プロジェクト使用状況画面
現在の計測PV数、及び過去のPV数を管理画面から確認することができます。確認方法は下記ドキュメントをご確認ください。