この記事は、リニューアル後のKARTE Blocksに関する内容です。 現在ご利用のUIが旧バージョンの場合は、リニューアル前のサポート記事をご確認ください。
パーソナライズ配信は、ユーザーのニーズに合わせた訴求を行うため、サイト改善に非常に有効なアプローチです。しかし、従来のサイト運営では導入が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。本記事では、これからパーソナライズ配信を始める方や、さらに進んだ活用を目指す方に向けて、具体的なヒントをご紹介します。
A/Bテストでユーザー別の反応を見つける
まずは特定のユーザーに絞らず、アイデアに基づいてA/Bテストを行い、パターンごとの効果を確認しましょう。
参照:A/Bテストの実施方法
テスト結果を見ると、パターン全体では効果が出ていなくても、特定のセグメント(例:初回来訪ユーザーや再来訪ユーザー)には効果が出ている場合があります。たとえば、初回来訪ユーザーのゴール率が下がり、再来訪ユーザーのゴール率が上がっているという結果が出ることがあります。
ユーザー別の効果探索機能を活用すると、セグメントごとの効果を簡単に確認でき、「どのユーザーに効果があったのか」を特定できます。
この方法で、例えば再来訪ユーザーには効果があった施策と気づくことができ、その後、パーソナライズ配信に繋げることができます。
施策を実行する際のステップ
- A/Bテスト結果をもとにセグメントを設定
- 「再来訪ユーザー」には検証済みパターンを100%配信
- 「初回来訪ユーザー」には新たな訴求方法を試す
- 結果に基づく次の施策
- 「再来訪ユーザー」の利用状況に合わせた訴求を追加
- セグメントをさらに細分化し、パーソナライズ配信を強化
実践事例から学ぶ
他サイトの事例を参考にするのも有効です。Blocks Blogでは、KARTE Blocksを使ったパーソナライズ配信の実践事例が紹介されています。どのようにユーザーセグメントを設定しているかを確認してください。
参照:実践事例の紹介
ユーザーのカスタマージャーニーを可視化する
カスタマージャーニーとは、顧客が申込み・購入に至るまでの過程を描いたものです。これを理解することで、ユーザーの行動や感情を把握し、適切なパーソナライズ配信が可能になります。
参照:カスタマージャーニーの詳細
まずは、次のような観点で仮説を立ててみましょう。
- どんなユーザーがサイトに来て、どんな期待を持っているか
- ユーザーがどのような行動を経て最終ゴールにたどり着くか
- 各ステップでの課題やハードルは何か
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは大まかなイメージを描き、その後KARTE Blocksでテストを行いながら、カスタマージャーニーを少しずつ修正していきましょう。
実際のユーザー行動を動画で確認
KARTE Blocksでは、ライブ連携機能を使って、ユーザーが配信後にどのようにサイトを閲覧していたかを動画で確認できます。これにより、定量データだけでなく、ユーザーごとの具体的な行動パターンを把握できます。
参照:施策が配信されたユーザー行動の確認方法