このページでは、よく利用されるセグメントとその設定例について、実際のユースケースに沿って紹介します。
※セグメントの作成方法についてはこちらをご確認ください。
パーソナライズ例
- 来訪回数によって分けたい
- ユーザーのモチベーションによって分けたい
- 流入元によって分けたい
- 特定のページを閲覧したかどうかで分けたい
来訪回数によって分けたい
初回来訪
「初回来訪」というプリセットセグメントが予め用意されているので、こちらを活用してください。
関連するセグメントと設定例
セグメント名 | 説明 | 条件 |
---|---|---|
2回目の来訪 | すべての期間での2回目来訪 | すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 2に等しい |
3回目の来訪 | すべての期間での3回目来訪 | すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 3に等しい |
4回目の来訪 | すべての期間での4回目来訪 | すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 4に等しい |
5回目の来訪 | すべての期間での5回目来訪 | すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 5に等しい |
6回以上 - 10回未満の来訪 | すべての期間での6回以上、10回未満の来訪 | すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 6以上、10未満 |
10回以上来訪 | すべての期間での10回目以上の来訪 | すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 10以上 |
ユーザーのモチベーションによって分けたい
モチベーションが高いという状態を例えば以下のように定義することで、そのユーザーに対してのパーソナライズが行えます。
条件設定例
- 1回のセッション内で10pv以上閲覧している
- 今日2回来訪している
- 直近7日間で5回以上来訪している
1回のセッション内で10pv以上閲覧している
- 最新のセッション > 閲覧 > 閲覧ページのURL > 送信回数
- 「10」「以上」
今日2回来訪している
- 今日 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数)
- 「2」「等しい」
直近7日間で5回以上来訪している
- 直近7日間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数)
- 「5」「以上」
関連するセグメント
セグメント名 | 説明 | 条件 |
---|---|---|
セッション内のPV数 (5以上10未満) | 最新のセッション内でのPV数が5以上、10未満 | 最新のセッション > 閲覧 > 閲覧ページのURL > 送信回数 > 5以上、10未満 |
今日2回来訪 | 今日の来訪回数が2回 | 今日 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 2に等しい |
直近4週間で10回以上来訪 | 直近4週間で来訪回数が10回以上 | 直近4週間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 10以上 |
流入元によって分けたい
下記のように、サイトの流入元によってコンテンツを出し分けたいケースの設定方法になります。
- Googleから流入した
- キャンペーンAのリスティング広告から流入した
Googleから流入した
「流入元(Google)」というプリセットセグメントが予め用意されているので、こちらを活用してください。
- プリセットセグメントの条件はリファラーがGoogleからの流入すべてに合致します。Google内で広告を複数パターン出稿し、そのパターン別に出しわけを行いたい場合は、後述する「閲覧ページのクエリ文字列」で指定してください。
- リファラー元のページと遷移先のページが別ドメインの場合、セグメントの条件で指定できるのはページのオリジンまでになるので、ページのパス、クエリパラメータなどは含まれません。(同一ドメインの場合は含まれます。)
- ネイティブアプリやメールからの流入の場合、「参照元のホスト」が取得できません。代わりに遷移先のURLにクエリパラメータを含めた上で、「閲覧ページのクエリ文字列」をセグメントの条件に指定してください。
キャンペーンAのリスティング広告から流入した
- すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのクエリ文字列 > 最新の値
- 「(実際のクエリ文字列が入ります)」を「含む(部分一致)」
- サイトや広告の設定内容によっては、想定していないクエリ文字列が付与される場合があります。また、クエリ文字列は基本的に順番が保証されないので「に等しい(完全一致)」や「と先頭が一致(前方一致)」で設定してしまうと条件に合致しないことがあります。クエリ文字列の値を条件に設定する場合は、可能な限り「を含む(部分一致)」で設定することを推奨しています。
関連するセグメントと設定例
セグメント名 | 説明 | 条件 |
---|---|---|
流入元 (email) | メールからの流入 | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのクエリ文字列 > 最新の値 > utm_mediumがemailに等しい |
流入元 (social) | ソーシャルメディアからの流入 | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのクエリ文字列 > 最新の値 > utm_mediumがsocialに等しい |
流入元 (display) | ディスプレイ広告からの流入 | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのクエリ文字列 > 最新の値 > utm_mediumがdisplayに等しい |
流入元(instagram) | instagramからの流入 | すべての期間 > 閲覧 > 参照元のホスト > 最新の値 > instagram.comを含む |
特定のページを閲覧したかどうかで分けたい
特定ページの閲覧行動によってセグメントを設定することで、ユーザーの属性情報を取得せずともパーソナライズが可能になります。
条件設定例
- 会員ユーザーしかアクセスしかできないページを閲覧した→会員ユーザー
- 購入完了ページを閲覧した→購入経験ありユーザー
- 特定のカテゴリページを何回も見た→特定のジャンルに興味があるユーザー
会員ユーザーしかアクセスしかできないページを閲覧した
- すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数
- 「(実際の会員限定ページのパスの値が入ります)」が1以上
※会員限定ページの閲覧=会員ユーザーと見なせる場合の設定になりますので、予めご認識ください。
購入完了ページを閲覧した
- すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数
- 「(実際の購入完了ページのパスの値が入ります)」「1」「以上」
※購入完了ページの閲覧=購入完了していると見なせる場合の設定になりますので、予めご認識ください。
特定のカテゴリページを10回以上閲覧した
- すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数
- 「(実際の特定カテゴリページのパスの値が入ります)」が10以上
関連するセグメントと設定例
セグメント名 | 説明 | 条件 |
---|---|---|
購入経験なし | すべての期間で購入経験がない | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /purchase/complete が0に等しい |
会員登録済み | すべての期間で会員登録済み | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /signup/complete が1以上 |
会員登録なし | すべての期間で会員登録していない | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /signup/complete が0に等しい |
今日購入した | 今日購入済み | 今日 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /purchase/complete が1以上 |
1週間購入なし | 直近7日間で購入していない | 直近7日間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /purchase/complete が0に等しい |
特集ページを1回見た | すべての期間で特集ページを1回閲覧している | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /campaign が1に等しい |
お問い合わせページを3回以上見た | すべての期間でお問い合わせページを3回以上閲覧している | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /inquiry が3以上 |
※ページのパスをそれぞれ下記と仮定
- 購入完了ページのパス:
/purchase/complete
- 会員登録完了ページのパス:
/signup/complete
- お問い合わせページのパス:
/inquiry
- 特集ページのパス:
/campaign
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