Blocksセグメントを活用することで、ユーザーの行動情報を元にしたリアルタイムのパーソナライズができるようになります。
このページでは、セグメントの作成方法、及び注意点について説明します。
(KARTE Insightを併用している場合のみ)
KARTE InsightのセグメントとBlocksセグメントはそれぞれ仕様が異なります。両者の違いについてはこちらをご確認ください。
セグメント画面でできること
- プリセットセグメントの閲覧、コピーして作成
- カスタムセグメントの新規作成、コピーして作成
- カスタムセグメントの編集、削除
- フォルダの管理
プリセットセグメントとカスタムセグメント
Blocksのセグメントには、大きく分けて下記2種類のセグメントがあります。
- プリセットセグメント
- カスタムセグメント
プリセットセグメント
- 予め用意されたセグメントで、鍵アイコンが付いています。プリセットセグメントは編集、削除することができません。
- 下記のセグメントがプリセットセグメントとして予め定義されています。同じ条件であればそのまま活用することができます。
プリセットフォルダ | プリセットセグメント | 条件 |
---|---|---|
来訪回数 | 初回来訪 | すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) の 総計値 が 1 と等しい |
セッション内のPV数 | セッション内のPV数 (1) | 最新のセッション > 閲覧 > 閲覧ページのURL の 送信回数 が 1 と等しい |
流入元 (メディア) | 流入元(Google) | すべての期間 > 閲覧 > 参照元のホスト の 最新の値 が google.com と部分一致 |
流入元 (メディア) | 流入元(Facebook) | すべての期間 > 閲覧 > 参照元のホスト の 最新の値 が facebook.com と部分一致 |
流入元 (メディア) | 流入元(Twitter) | すべての期間 > 閲覧 > 参照元のホスト の 最新の値 が twitter.com と部分一致 |
OS | OS (iPhone) | すべての期間 > 閲覧 > OS名 の 最新の値 が iPhone と等しい |
OS | OS (Android) | すべての期間 > 閲覧 > OS名 の 最新の値 が Android と等しい |
デバイス | PCからのアクセス | すべての期間 > 閲覧 > スクリーン幅 の 最新の値 が 1025 以上 |
デバイス | タブレットからのアクセス | すべての期間 > 閲覧 > スクリーン幅 の 最新の値 が 600 以上 AND すべての期間 > 閲覧 > スクリーン幅 の 最新の値 が 1024 以下 |
デバイス | スマートフォンからのアクセス | すべての期間 > 閲覧 > スクリーン幅 の 最新の値 が 599 以下 |
ブラウザー | Chrome | すべての期間 > 閲覧 > ブラウザ名 の 最新の値 が Chrome と等しい |
テスト用 | テスト用 (#test) | すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのハッシュ の 最新の値 が test と等しい |
カスタムセグメント
- 任意の条件で作成したセグメントです。
- プリセットセグメントの条件に合致しない場合、任意の条件でセグメントを作成することができます。また、プリセットセグメントを参考にコピーして作成することもできます。
カスタムセグメントを作成する
新規で作成する
セグメント一覧画面右上の「セグメントを作成」ボタンをクリックすると、セグメントの新規作成ができます。
- セグメント名:識別しやすい任意の名前を入力
- フォルダ:セグメントを管理したいフォルダをプルダウンで選択
- セグメント作成時にフォルダを指定しなかった場合、セグメント一覧画面で「未分類」に割り振られます。 - 説明:セグメントの説明を入力
- 条件:下記5つの項目の組み合わせで定義します。
- 1.期間
- どの期間のイベントを扱うか、対象の期間を指定する
- 2.イベント
- どのイベントを扱うかを指定する
- 3.フィールド
- どのフィールドを扱うかを指定する
- 4.統計量
- どの統計量を扱うかを指定する。
最新の値 | 一つ前の値 | 最初の値 | 送信回数 | 一致回数
から指定可能です
- どの統計量を扱うかを指定する。
- 5.値
- 具体的な値を入力する
設定したら、右上の保存ボタンをクリックして保存します。
※複数の条件を掛け合わせたい場合、セグメントで指定できるのはAND条件のみとなります。OR条件で指定したい場合は、各条件ごとにセグメントを作成し、配信条件を設定する際に「または」で指定してください。
既存のセグメントをコピーして作成する
既にあるセグメントをコピーして作成することもできるので、セグメントの条件が近しい場合などはコピーして作成すると便利です。対象のセグメント右の「...」→「コピーして作成」から作成してください。
作成したセグメントを配信条件で設定する方法はこちらをご確認ください。
セグメントを編集・削除する
任意のセグメントを選択し、横の「...」よりセグメントの編集、コピーして新規作成、削除が可能です。
(プリセットセグメントは編集、削除はできません。)
セグメントが配信条件で利用されていると、下記のように編集モーダル内に、配信条件が設定されているページ名と配信条件名、公開・非公開ステータスが表示されます。
配信条件に設定されているセグメントは削除することができません。 削除しようとすると下記のようなアラートが表示されます。
フォルダを管理する
セグメント一覧画面左下のフォルダを作成からフォルダを作成することができます。
名前は、識別しやすい任意の名前をつけてください。
また、任意のフォルダ名横の「...」よりフォルダ名の編集、削除が可能です。
フォルダを削除した場合、フォルダ内のセグメントは削除されずに未分類に移動します。
セグメント利用時の注意点
- セグメントは、作成後に計測されたデータを利用します。作成前の行動データを遡って集計はしません。後から利用したくなるものは、先に作成しておくことをお勧めします。
- セグメントのセッションは、30分間です。30分間なにもイベントが発生しない場合、新しいセッションに切り替わります。
- サイトに訪問したユーザーのセグメント情報は、ユーザーが利用するブラウザのLocalStorageに保存されます
- safariにおいてはITPの制限により、LocalStorageの保持期間は7日間のため、7日間全くアクセスがないと別のユーザーとして扱われます。ITPの影響についてはこちらをご確認ください。
- 異なるドメインを横断して同一プロジェクトのタグを設置した場合、ドメインを超えてセグメント条件を引き継ぐことはできません。
- 「最初に開いたページ」に関する情報は、サイトへの直接流入時など、流入元の情報が参照できない場合は解析が行われず、セグメントの判定がされませんのでご注意ください。
- (KARTE Insightを併用している場合のみ)Blocksセグメントで利用しているイベント情報は、KARTEには送信されません。つまりユーザーストーリー画面では表示されません。
よく利用されるBlocksセグメント
よく利用されるBlocksセグメントをユースケースにそって紹介しています。詳しくはこちらをご確認ください。
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