セキュリティ上の観点等で、KARTEにハッシュ化した個人情報しか連携できない場合の対応方法についてご説明します。

ハッシュ化した個人情報データの作成

  • 各広告媒体では、独自のルールでハッシュ化された個人情報を保持しており、KARTEからも同じルールに従ってハッシュ化したものを連携することで、各広告媒体でユーザーのマッチングが行われます。
  • KARTEにハッシュ化した個人情報しか連携できない場合には、各広告媒体のルールに従ってハッシュ化した個人情報をKARTEに連携していただく必要がございます。
    ※独自のルールでハッシュ化した個人情報は、各広告媒体でマッチングされないため使用できません。

Meta広告(Facebook、Instagram)

パラメーター 説明
メールアドレス ハッシュ化必須(SHA256)
先頭と末尾のスペースをすべてトリミングし、小文字に変換したものをハッシュ化してください。
例:
入力: John_Smith@gmail.com
正規化されたフォーマット: john_smith@gmail.com
期待されるSHA256出力:62a14e44f765419d10fea99367361a727c12365e2520f32218d505ed9aa0f62f
電話番号 ハッシュ化必須(SHA256)
記号、文字、すべての先行ゼロを削除します。
電話番号には、マッチングのために使用する国番号を含める必要があります(例: 日本の場合、番号81を電話番号の前に付ける必要があります)。
例:
入力: 日本の電話番号03-4405-7597
正規化されたフォーマット: 81344057597
期待されるSHA256出力:574f12b7409ae74d10bebbcb5e79ce749d76c37d2590d689043c73d1a8e162d0

Google広告

パラメーター 説明
メールアドレス ハッシュ化必須(SHA256)
先頭や末尾の空白文字を削除し、小文字に変換し、gmail.com と googlemail.com のメールアドレスのドメイン名の前にあるすべてのピリオド(.)を削除したものをハッシュ化してください。
※Googleカスタマーマッチについては現状、ピリオドを削除しないものも送信可能ですが、将来的に送信できなくなる可能性があります。
例:
入力: John.Smith@gmail.com
正規化されたフォーマット: johnsmith@gmail.com
期待されるSHA256出力:3586de92bb3636d0885a12eff961429a32e4ebd764b96f50d85d016f9338d586
電話番号 ハッシュ化必須(SHA256)
先頭や末尾の空白文字を削除します。
電話番号は E164標準の形式にします。
例:
入力: 日本の電話番号03-4405-7597
正規化されたフォーマット: +81344057597
期待されるSHA256出力:9fd8829f027ecd4b4bd7807ae760b42fa3e82e79c3ef4cf4e45022cb08a28ecd

Yahoo!広告

パラメーター 説明
メールアドレス ハッシュ化必須(SHA256)
先頭や末尾の空白文字を削除したものをハッシュ化してください。
詳細はこちらをご確認ください。

LINE広告

パラメーター 説明
メールアドレス ハッシュ化必須(SHA256)
詳細はこちらをご確認ください。
電話番号 ハッシュ化必須(SHA256)
国番号"+81"に続く形式の電話番号をハッシュ化する必要があります。 (例: +818012345678)

X(Twitter)広告

パラメーター 説明
メールアドレス ハッシュ化必須(SHA256)
先頭や末尾の空白文字を削除したものをハッシュ化してください。
詳細はこちらをご確認ください。

コネクタでの利用

個人情報が必要なコネクタの各設定に、独自にデータをハッシュ対応済み個人情報のハッシュ化といった項目が用意されています。
ハッシュ化済みの個人情報を利用する場合は、下記のように設定してください。
null
null