ユーザーマスタを利用することで、KARTE Signalsで各広告媒体に連携するための個人情報を簡単に取得することができます。
ユーザーマスタとは?
ユーザーマスタとは、KARTEに送信されたidentifyイベント、attributesイベントをユーザーごとに各フィールドの最新の値を保持しているマスタテーブルです。
従来であれば、KARTEイベントを全期間分取得し、ユーザーごとの最新の値を取得するクエリを書く必要がありましたが、ユーザーマスタを利用することでその必要がなくなり、個人情報を取得するために大量のクエリリソースを消費する必要がなくなります。
ユーザーマスタの利用
コネクタ作成画面の利用するデータで「KARTEデータ/ユーザーマスタ」を選択すると、ユーザーマスタを利用することができます。
下記のスキーマ情報を参考に、カラムマッピングを設定してください。
identify、attributesのフィールドを利用したい場合は、下記のように $.フィールド名の形で指定してください。
スキーマ情報
設定項目 | 説明 |
---|---|
api_key | api_key |
user_id | user_id |
is_member | メンバーか否か |
sync_date | 最後にイベントが発生した時間 |
identify.emailで送った場合のemail | |
email_subscription | identify.subscriptionで送った場合のsubscription |
line_id | plugin_line_identify.line_user_idで送った場合のline_user_id |
line_subscription | plugin_line_identify.subscribeで送った場合のsubscribe |
fcm_token | plugin_native_app_identify.fcm_tokenで送った場合のfcm_token |
fcm_token_subscription | plugin_native_app_identify.subscribeで送った場合のsubscribe |
phone | identify.phoneで送った場合のphone |
phone_subscription | identify.phone_subscribeで送った場合のphone_subscribe |
dimensions | KARTE共通のディメンション |
dimensions.os_name | OS名 |
dimensions.pv | セッション内のPV数 |
dimensions.visit_count | 来訪回数 |
dimensions.seconds_from_last_session | 前回来訪からの期間 |
dimensions.spend_time | 滞在時間 |
dimensions.buy_count | 購入回数 |
dimensions.total_revenue | 総購入金額 |
dimensions.context_mode | 行動モード (Web) |
dimensions.visit_count_in_last_week | 直近7日間の来訪回数 |
dimensions.visit_count_in_last_month | 直近4週間の来訪回数 |
dimensions.first_view_date | |
dimensions.goal_count | |
dimensions.goal_count_in_last_week | |
dimensions.goal_count_in_last_month | |
dimensions.before_goal_date | 前回の購入日 |
dimensions.referrer_url | |
dimensions.seconds_from_pv | |
dimensions.utm_medium | 流入元(メディア) |
dimensions.utm_source | 流入元(ソース) |
dimensions.visit_count_in_today | |
dimensions.language | アクセス時の言語 |
dimensions.buy_span | 購入頻度 |
dimensions.average_buy_revenue | 平均購入金額 |
dimensions.gender | 性別 |
dimensions.age | 年代 |
dimensions.pref_cd | 都道府県 |
dimensions.cart_price | カート金額 |
dimensions.cart_quantity | カート商品数 |
dimensions.cart_count | カート回数 |
dimensions.favorite_count | お気に入り回数 |
dimensions.favorite_quantity | お気に入り商品数 |
dimensions.favorite_total_amount | お気に入りの商品合計金額 |
dimensions.view_item_count | |
dimensions.view_item_count_in_session | |
dimensions.apply_count | |
dimensions.request_count | |
dimensions.contact_count | |
dimensions.reserve_count | |
dimensions.view_date | |
dimensions.buy_date | |
dimensions.cart_date | |
dimensions.cart_status | |
dimensions.cart_item_ids | |
dimensions.facebook_cookie_fbp | |
dimensions.google_analytics_cookie_id | |
dimensions.yahoo_cookie_yjr_yjad | |
dimensions.user_agent | |
dimensions.ip_address | |
dimensions.idfa | |
dimensions.aaid | |
dimensions.line_cookie_lt_cid | |
identify | identifyイベントの全フィールドの最新の値 |
attributes | attributesイベントの全フィールドの最新の値 |
user_fields | カスタムで作成されたディメンション |
identify_date | identifyイベントの最新の送信日時 |
attribute_date | attributesイベントの最新の送信日時 |
shorten_segments | イベント発生時に計算した最新のセグメント |
ユーザーマスタのデータの確認
カラムマッピング設定後、保存ボタンを押すと、ユーザーマスタのデータを確認できます。
ここで、正しく抽出されているかご確認ください。
ターゲティングでの活用例/設定方法
オーディエンスリスト作成時にも、ユーザーマスタを活用することができます。
過去1年間に購入したユーザーを抽出したい
- 「データを絞り込み」で、dimensions.before_goal_date / 次の値以上を選択し、相対時間で-365日を設定してください。
特定のセグメントに属したユーザーを抽出したい
- 「データを絞り込み」で、shorten_segments / 次のいずれかを含むを選択し、抽出したいセグメントを選択してください。
・ セグメントの「期間」で「直近7日間」もしくは「直近4週間」が設定されているセグメントには対応しておりません。
・以下画像の「期間」が設定されているセグメントを設定してもリストは抽出されないためご注意ください。
KARTEユーザーの一覧を抽出したい
- 「データを絞り込み」で、is_member / 次に等しいを選択し、trueを選択してください。
注意点
イベントの情報がユーザーマスタへ反映されるのに、時間がかかります。(反映に50分ほどかかる可能性があります。)
コンバージョン補完でユーザーマスタを利用する場合は、各媒体に連携するコネクタの送信スケジュールに「50分」を指定してください。
8時50分に実行すると、7時から8時分のコンバージョンデータが連携対象となるため、全てのコンバージョンデータに最新の個人情報が反映された状態で各媒体に連携することができます。