前提: KARTE Liveの仕様

KARTE Liveでは、ユーザーの行動を再現するときに、cssや画像などページ内でロードしている静的リソースについては、動画取得時にクライアント側のサーバーからKARTEサーバーへ保存し、動画再生時にプロキシ経由でKARTEサーバーからそれらのリソースを取得することで動画取得当時のページを再現しています。

接続方法変更を活用するシーン

クライアント側のサーバーで、KARTEのような外部の機械的なbotからのアクセスを拒否する設定が入っていた場合、サイト上の外部リソースを取得できないままLiveが表示されてしまいます(ページのhtmlのみが表示され崩れたように見えます)。

原因の切り分けやその対処方法についてはこちらのドキュメントをご参照ください。

解消が困難な場合は、KARTE Liveからの通信をプロキシ経由にしない方法に変更することで、表示崩れを解消できることがあります。その方法をご紹介します。

なお、プロキシ経由ではない方法とは、通常エンドユーザーがサイトにアクセスするのと同じ方法でアクセスをする形式(機械的なアクセスではない)となります。
その際、プロキシ経由でなくなることで動画取得時に静的リソースを保存しなくなり、動画取得時と再生時でデータに変更があった場合(CSSや画像の更新や削除など)、取得当時のデータで再現ができなくなる為、よりユーザーの当時の体験に近しい再現ができるプロキシをご利用頂く方式を推奨させて頂きます。
(※動画の表示崩れはこの方法でも100%解消するものではありません。また、id/passを必要する開発環境/ステージング環境を利用されている場合、解消しない可能性が高くなります。)

設定

※この設定はKARTEプロジェクトの管理者権限を持つ方のみ実行できます。
  1. グローバルナビゲーションから「ライブ設定」を開く
  2. 「プレーヤー設定」を開く
  3. 「プロキシーを使用しない」にチェックして保存する

null

これで設定は完了です。
設定以降の時刻でアクセスしたユーザーのLive動画を見て再生状況を確認しましょう。

うまく再生できていない場合はこちらのトラブルシューティング記事をご参照ください。