複数ボタンがあるテンプレート(アクション)でボタンのリンク先毎の集計方法をご案内します。
複数のリンクがある場合、どのクリックを行った場合でも同一のクリックイベントとして計測されます。
それぞれ個別のクリックイベントとしてリンク毎に見分けて計測したい場合は、フィルターイベントを使った以下の方法をご参照ください。
この記事では、説明のためのサンプルとして、ユーザーに「見せる」>リスト>Image List Vertical 03
での設定方法をご紹介させていただきます。
用途と目的
リンク先毎にクリックを計測できるようにすることで、例えば以下のようなことが実現可能になります。
- 接客サービスのゴールイベントとして「特定のリンククリック」を設定した上で、接客サービスの効果測定、ABテストが実施できる。
前提
フィルターイベントについて
フィルターイベントについての詳細・設定方法につきましては、こちらを事前にご確認ください。
各クリックイベントのデータの確認方法について
接客サービスを配信するとユーザー詳細画面で各クリックイベントが確認できます。
各イベントのデータを確認しながら、個別のリンククリックを計測するためのフィルターイベントの設定を行います。
本記事で作成するフィルターイベントについて
今回設定を行うフィルターイベントは以下の4つとなります。
1.「ボタン(新作アイテム一覧を見る)」リンクをクリックしたイベント
2.「carte コート・ブルゾン」リンクをクリックしたイベント
3.「playd パンツ」リンクをクリックしたイベント
4.「p.k.s ダウンジャケット」リンクをクリックしたイベント
1.「ボタン(新作アイテム一覧を見る)」をクリックしたイベントの作成方法
shorten_id=接客サービスのアクション名となるため、こちらを利用してイベント設定画面より
フィルターイベントを作成します。
イベントの設定条件は
・接客サービスをクリック>接客アクション名>1VLO案(アクション名)>に等しい
・接客サービスをクリック>メッセージクリックのリンク先> https://example.com >に等しい
となります。
2. 「carte コート・ブルゾン」をクリックしたイベント作成方法
shorten_idに加えて、遷移先のURLを利用します。
イベントの設定条件は
・接客サービスをクリック>接客アクション名>1VLO案(アクション名)>に等しい
・接客サービスをクリック>メッセージクリックのリンク先> https://site-demo.karte.io/apparel/items/details/dress-flower.html >に等しい
となります。
3.「playd パンツ」をクリックしたイベントの作成方法
2と同様にメッセージクリックのリンク先URLを変更したイベントを作成
4.「p.k.s ダウンジャケット」をクリックしたイベントの作成方法
2と同様にメッセージクリックのリンク先URLを変更したイベントを作成
イベントの発生を確認
イベントの設定が完了した後に各クリックを再度行い、以下を確認します。
・イベント画面で作成したフィルターイベントの「未計測」表示がなくなること
・ユーザーストーリー画面で作成したフィルターイベントが計測されていること
クリックの確認方法
接客サービスの数値レポートでゴールを変更するとそれぞれのセッション内でのゴール数(クリック数)を確認できます。
注)数値レポートのゴール数は、ゴールに至った接客数となり、セッション毎で1回しかカウントされません。
同一セッションで複数回クリックを行った場合でもゴールは1となります。
注意事項
- 接客サービス配信後にフィルターイベントの設定を行った場合、フィルターイベントを作成後に該当接客サービスのリンクをクリックしたユーザーに関してのみ、リンク先ごとのクリックイベントの計測が可能になります。フィルターイベント作成前にリンクをクリックしたユーザーにつきましては、リンク先ごとのクリックイベントが発生していない状態になりますのでご注意ください。