KARTE Blocksでは、1つの配信条件に複数の配信パターンを設定することでA/Bテストを実施できます。
A/Bテストでは一つのパターンで複数のブロックを一緒に変更する場合も多いため、基本的にA/Bテストの結果は配信条件一覧画面でパターンごとに比較します。

一方、A/Bテストの結果をブロックごとの効果で評価・判断したいケースもあり、本記事ではその方法をご紹介します。

A/Bテストの各パターンで編集しているブロックの効果で比較したい場合

ケース例

  • キャンペーンバナーをテストし、ブロックを実際に表示したユーザーの購入完了率で比較したい
  • CTAボタンのテキストをテストし、ボタンのクリック率で比較したい

KARTE Blocksでの設定・確認方法

各パターンで該当のブロック(上記例では、「キャンペーンバナー」や「CTAボタン」)をそれぞれ編集・配信している場合、後述のケース以外では追加の設定は不要です。
ブロックリスト画面でブロックごとのクリック率やゴール率を確認・比較して下さい。

例えば、以下のような設定をしている場合、ブロックリスト画面でオリジナルブロック、および変更ブロックの行の効果を比較します。

  • 変更なしのパターン: 40%
  • パターンA: 30%
  • パターンB: 30%

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A/Bテストを特定ユーザーに限定して実施しているケース

プロダクトの仕様上、オリジナルブロックの効果には、そのブロックが表示された場合の全てのケースがまとめて計算されて表示されます。
そのため、A/Bテストを特定ユーザーに限定して実施しているようなケースでは、オリジナルブロックのまま表示する変更パターンをあえて作成する必要があります。

ケース例 オリジナルブロック(バナー)の効果に含まれるもの
初回来訪ユーザーに限定して、バナーのA/Bテストを行い、クリック率を比べたい 1. 初回来訪ユーザーのうち、A/Bテストで「変更なしのパターン(40%)に割り振られてオリジナルブロックを表示したユーザーの数値
2. 初回来訪ユーザー以外で、オリジナルブロックを表示したユーザーの数値

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1. 配信条件を編集し、変更パターン「オリジナル」を追加

「オリジナル」の変更パターンを追加し、「変更なしのパターン」の配信率を移します。
※ パターン名には任意の名前をつけられます。

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2. オリジナルブロックの内容まま保存・配信

ページエディタ画面などで、「オリジナル」の変更パターンに対して、効果を確認したいブロックを選択・編集を行わずにそのまま配信します。

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3.「オリジナル」パターンで配信されたブロックと効果を比較

ブロックリスト画面で「オリジナル」パターンに紐づいたブロックを確認し、サイトの元のブロックまま表示したユーザーにおけるブロック効果として見なして他の変更パターンと比較することができます。
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A/Bテストの各パターンでは編集していないブロックの効果で比較したい場合

ケース例

A/Bテストの各パターンで実際に内容の変更は行わないブロックではあるものの、A/Bテストの結果を評価する上では効果を参照したい場合があります。例えば、以下のようなケースです。

  • ファーストビューの画像をA/Bテストし、ページ中腹のメインコンテンツの表示ユーザー数で比較したい
  • メイン画像をA/Bテストし、直下のCTAボタンのクリック率で比較したい

KARTE Blocksでの設定・確認方法

各変更パターンで、効果を確認したいブロック(上記例では、「メインコンテンツ」や「CTAボタン」)もブロックとして選択・配信します。
その際、効果を確認するだけで内容の変更を行う必要がないので、ブロック選択後、何も編集せずそのまま保存・配信だけ行います。
※ 操作イメージは上記を参考にしてください。

ブロックリスト画面で、効果を参照したいオリジナルブロックおよび変更ブロックを確認・比較してください。

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