KARTE Blocksでは、ブロックパフォーマンス機能を活用して、ページ内のコンテンツをブロックごとに定量的に評価することで、Webページの改善サイクルを回すことができます。

この記事では、ブロックパフォーマンスを活用した運用サイクルの概要と、実際の設定方法を説明します。

ブロックパフォーマンスを活用した運用サイクルの流れ

ブロックパフォーマンスを活用した運用サイクルの流れは下記の通りです。

null

  1. 準備：ゴール率に改善の余地がありそうなページを選びます

    • ユーザーに到達して欲しいゴールに対して、重要度の高いページから着手しましょう
      • 例) 「ランディングページ」を改善する

  2. 現状把握：選んだページに対して、ブロックごとのパフォーマンスを自動計測します

    • ブロックパフォーマンス機能を使って、ページ内のブロックごとの表示数、クリック数、クリック率、ゴール率といった数値を可視化します。
    • 後述する自動ブロック化で、簡単にブロックを登録することができます。

  3. 課題発見：しばらく様子を見て、効果の良い/良くないブロックを特定します

    • 数値結果が溜まるまでしばらく様子を見ます。
    • ブロックパフォーマンスの管理画面から各種指標で並び替えができるようになっているので、効果の良い/良くないブロックを特定することができます。
      • 例）あるブロックAは、表示数は多いのにクリック率が他のブロックと比較すると10%ほど低い

  4. 施策実施：改善したいブロックをボードに登録して、ブロックの内容を改善します

    • 効果の良い/良くないブロックを特定したら、そのブロックをボードに登録し、更新します。
      • 例）バナーのデザインが落ち着いている雰囲気でページに馴染んでしまっているので、ページ内でもっと目立つデザインへ変更する

  5. 効果検証：改善後に再度クリック率を確認します

    • 改善後のクリック率を見ることで、改善前と比較してどれくらい効果が上がったかを確認することができます。

  6. 1〜5の手順を他のページ、ブロックでも繰り返し実施します

サンプルケース

キャンペーン、セールなどの企画バナーが多いトップページ

null

  • ブロックパフォーマンスによって発見した課題
    • ファーストビューのバナーの表示数は多いものの、他のバナーと比較するとクリック率が全然低い
  • 改善のための施策
    • バナーのクリエイティブを変更してみる
    • バナーを表示する対象ユーザーを絞ってみる

ランディングページ

null

  • ブロックパフォーマンスによって発見した課題
    • CTAボタン同士のクリック率を比較したところ、ページ最下部のCTAボタンのクリック率が一番低い
  • 改善のための施策
    • CTAボタンのクリエイティブ（文言、色など）を変更してみる
    • CTAボタンの位置をもっと上に変更してみる

設定方法

事前準備

以下の設定がすでに済んでいることを前提としています。

  • ページの登録（詳細）

自動ブロック化を行う

  • 「ブロックパフォーマンス」画面から、ブロックの登録→対象のページを選択します
  • 自動ブロック化のモーダルが表示されるので、「開始」ボタンをクリックします
  • ページの要素が自動でブロックに分解されますので、右上の「保存」ボタンをクリックします

null

効果の良くないブロックをボードに特定する

一定期間経過後に、登録したブロックの効果を確認します。

  • 「ブロックパフォーマンス」画面から、表示数で並び替えを行います。
  • 並び替えがされた状態で他のブロックと比較し、表示数は多いがクリック率が低いブロックを特定します。

null

効果の良くないブロックをボードに登録する

  • 対象のブロックを選択し、「対象ページでブロックを登録」をクリックします。
  • 任意のブロックエリア名を入力して「保存」をクリックします。

null

ボードからブロックを更新する

  • ボード画面内の「+」アイコン（置き換えブロックを追加）をクリックし、ブロックを追加します
  • 任意の配信条件を設定します。
  • 更新したい内容を設定し、保存します。

null

変更内容をサイトに配信する

変更内容をプレビューし、サイトに配信します。

  • 「ボード」タブの「プレビュー」から、設定した配信条件とパターンを選択します
  • プレビュー表示で問題なければ、「変更内容をサイトに配信」をクリックします

配信後の効果を見る

一定期間経過した後に、配信したブロックの効果を確認します。

  • 「ページ」画面から、対象のページを開きます
  • 「効果」タブから、「ブロック別」の効果を開きます
    • 配信したブロックのクリック率を確認することができます。

null

null

以上の手順を、様々なページ、ブロックについて繰り返し行うことで、ページのパフォーマンスを継続的に改善し続けることができます。