ゴール機能を使うと、重要なイベントを「ゴール」として設定し、施策の効果測定やユーザー分析に役立てることができます。
「ゴール」には、「最終ゴール」と「中間ゴール」が設定できます。
本機能はβ版となります。今後予告なく仕様変更になる場合がありますのでご了承ください。
ご利用を希望の場合は、サポート担当までご連絡ください。
KARTE Blocksのみのご契約など、ご利用プランによっては本記事で記載する一部の機能は提供対象外の場合があります。
最終ゴール/中間ゴールの考え方
サイトやアプリの「最終ゴール」は多くの場合「コンバージョン」に該当するイベントを設定します。
「コンバージョン」に該当するイベントはサイトやアプリによりさまざまです。KARTEでコンバージョンイベントを計測していれば、それをゴールに設定することが可能です。
また、「最終ゴール」に到る手前の「中間ゴール」を適切に設定し、中間ゴールのコンバージョン率を高めていくことも重要です。
まずはサイトやアプリごとに適切な「最終ゴール」と「中間ゴール」を設定しましょう。
(ゴールは上限20個まで作成可能です。)
業界別ゴール例
業界 | 中間ゴール | 最終ゴール |
---|---|---|
EC・アパレルサイト | 商品詳細ページ閲覧、カート、お気に入り登録 | 購入 |
人材サイト | 気になるリスト登録、履歴書登録 | 求人案件応募 |
不動産サイト | 再来訪、資料請求 | 来場予約、物件申込 |
金融・保険サイト | 見積シミュレーション、資料請求 | 問い合わせ、商品申込 |
ゴールに設定したいイベントは、計測タグ、カスタムイベントタグ等を設定して計測していることが前提です。
詳細は タグ設置・イベント計測 を参照してください。
ゴールの設定方法
すべてのメニュー > Insight > ゴールをクリックします
「作成」ボタンから新規作成し、以下の項目を設定してください。
設定項目
①ゴール種別:「最終ゴール」または「中間ゴール」を指定します。
②ゴール名:ゴール名称を設定します。
③説明:任意で説明を記載します。
④ゴールタイプ:以下より選択し、詳細な設定を行います。
- イベント:特定のイベントが発生したことを条件に、ゴールとして設定します。
- 条件付きイベント:特定のイベントの詳細な条件(OR条件で複数指定可能)を指定して、ゴールとして設定します。
- AND条件も使用可能ですが異なるイベントを選択した場合ゴールの判定がされないためご注意ください。
- AND条件は同一のイベントにおける異なるフィールドで絞り込みを行う場合に使用してください。
- 再来訪:初回来訪を除いた、セッション中の最初のviewイベントを「再来訪」と定義し、ゴールとして設定します。
- ページ閲覧:特定のページ閲覧(OR条件で複数指定可能)を指定して、ゴールとして設定します。
- セグメントに入る:特定のセグメントに入ったことを条件に、ゴールとして設定します。
- セグメントから出る:特定のセグメントを出たことを条件に、ゴールとして設定します。
- ディメンション:特定の ディメンション の値が指定条件を新たに満たすようになったことを条件に、ゴールとして設定します。
- 「ディメンション」タイプのゴールは設定次第でゴール数が膨大になる可能性があるため、一定の基準を超えると自動で停止される場合があります。詳しくは 発生件数が多すぎるゴールの自動停止 | ドキュメント / インサイト / ゴール | KARTEサポートサイト をご参照ください。
⑤設定が完了したら、「保存」ボタンを押してください。
設定したゴールを確認できる場所
ゴール設定が完了したら、翌日以降に以下の場所でゴール機能を利用することが可能になります。
ゴール設定
1. 週次/日次推移グラフ
選択しているゴールが週次または日次でどれくらいゴールが発生したかを見ることができます。
※こちらのチャートから該当するユーザーの把握・リスト抽出を行うことはできません
※表示されるのは前日までのデータです。集計はUTC(協定世界時)で行われるため、1日の範囲が日本時間と9時間ずれます。
※リアルタイムは後述のユーザーリストのみ表示されます。
2. ユーザーリスト
選択しているゴールが発生したユーザーのリストがゴール発生日時順に表示されます。テーブルの行をクリックするとゴールが発生した時のストーリー画面に遷移します。
ゴールレポート
プロジェクトゴールレポート、ゴールタイミングレポートでゴール分析ができます。
グローバルメニュー > すべてのメニュー > レポート > レポートをクリックします
接客サービス詳細
接客の効果測定期間を、セッションから1日/7日/30日に延長してゴール指標を見ることができます。
また集計単位も、接客数やクリック数の指標も含め、セッション数からユニークユーザー数になります。
効果測定期間を「1日」や「7日」、「30日」にした場合に表示される指標は、接客関連のイベント(クリック、閉じる等)と、ゴール機能で設定したゴールのみです。
④ 起点イベント数
ユーザーストーリーのゴール表示設定:
セッション一覧で確認したいゴールを「強調表示」に設定しましょう。
サマリー上でそのゴールがどこで起きていたかを確認することができます。