特定期間での1回のみ来訪→2回来訪→3回以上来訪・・といったリテンション行動を分析することは多くあると思います。

これらの行動は来訪ベースであれば「ディメンション」(イベント発生時のディメンション)を活用することで行動チェーンで設定が可能です。
(来訪ではなく特定の行動であれば「期間内のイベント発生回数」を使うことも可能です)

設定方法

では実際に見てみましょう。

まず集計期間を決めて、ステップを設定します。
集計期間やゴールは目的に応じた任意の内容で構いません。

ここでステップAに詳細条件を指定しない閲覧イベントを設定し、ディメンション「来訪回数」を選んで1とします。
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続いてステップBには2回以上来訪の条件を設定します。
ステップA同様に、ディメンション「来訪回数」を選んで2以上とします。
(※1回→2回→3回以上という閾値で設定したい場合はステップB,Cで同様のことを行います)
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これにより、1回目来訪、2回目以上来訪の条件を排他的に設定することができました。
条件を保存して、行動チェーンの集計を開始しましょう。

結果のうち「ステップA到達→ステップB未到達ユーザー」が特定期間での1回のみ来訪の該当者となります。
ステップBを設定することで、期間内に初回来訪があり、かつ2回目以降(別セッション)来訪もあったユーザーを除外できるようになることがポイントです。
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陥りやすいポイント

同じ目的で間違えてしまいやすいケースについても記載いたします。

Case1: 1回目来訪用の行動チェーン(A)、2回目以降来訪用の行動チェーン(B)をそれぞれ作成する

(A)
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(B)
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この形では前述の、期間内に初回来訪がありかつ2回目以降(別セッション)でも来訪もあったユーザーを除外することができません。
A/Bでユーザーの重複がある状態となり、A+Bの総数は期間内の総来訪者数より基本的に多くなってしまいます。

行動チェーンはシンプルなファネル分析以外にもKARTEのイベントデータを用いることで今回のリテンション規定のような様々な分析を行うことができます。ぜひご活用ください!