行動チェーンの結果表示画面では、
最終ステップでマッチしたユーザーの集計期間中の全ての閲覧とゴールまでの経路を解析し、URL毎のゴールへの貢献度をスコアとして数値化して表示しています。(Appの場合は、URLはview_nameフィールドに置き換えて解析されます)

スコア値の解釈における目安は以下の通りです。

  • -30 未満:離脱に対して影響がある
  • -30 以上 -10 未満: 離脱にやや影響がある
  • -10以上 10未満:ゴールにも離脱にもあまり影響がない
  • 10以上 30未満: ゴールにやや影響がある
  • 30以上 70未満: ゴールに対して影響がある
  • 70以上(数値に上限はありません): ゴールに対して強い影響がある

※1. 対象となるユーザー数や閲覧イベントの数が十分で無い場合、スコアの数値の振れ幅が小さくなることがあります
※2. ゴール率が高い場合、マイナス側のスコアが表示されなかったり、逆に低いとプラス側のスコアが表示されないといった偏りが発生することがあります

また、この解析におけるゴールの定義には以下の制約があります。

  • ゴールに閲覧(view)イベントを指定している時: 「閲覧ページのURL」か「閲覧ページのパス」の「次を含む(部分一致)」比較条件で正規表現ONの値の設定が必須です。それ以外の条件は無視されます。
  • それ以外のイベントを指定している時: イベント名以外の条件は無視されます。

ランキング形式とURLツリー形式の二種類の表示方法があります。
また、チェックボックス 「クエリ文字列を含むURLでの解析結果を表示」にチェックを入れることで、クエリ文字列付きのURLで算出する ことができます。標準時ではクエリ文字列を加味しないURLでの表示となっています。

  • ランキング形式
    null
    スコアが高いものと低いもののそれぞれ上位5件が表示されます。

  • URLツリー形式
    null
    解析された全URLをツリー表示します。上部のテキストボックスでURL文字列で絞り込んだり、スコアの分布を確認しながら絞り込むことができます。

※解析対象URLのなかの上位200件が表示対象となります。全件対象の場合、下位URLに関しては件数が少なく正しい集計ができないため対象に含めておりません。

この機能の活用方法についてはこちらの記事もご参照ください。

※URLが表示されない場合

下記の理由などが考えられます。

  1. 対象ユーザーやイベント、ゴールの値によるもの
  • 対象となるユーザー数や閲覧イベントの数が十分で無い場合: 結果が表示されないことがあります
  • ゴール率が高い/低い場合: 高い場合のマイナススコア、低い場合のプラススコアが表示されないことがあります

上記の場合は、対象ユーザーやイベント、ゴールの項目を変更する、または対象期間を伸ばすことなどで改善される可能性があります。

※算出ロジックについて

null

上記の図で示すように基本的なロジックは遷移確率に基づいて計算されます。
遷移確率とは、あるページからあるページへ遷移が起こる確率を意味します。

  • URLBからゴールへの遷移確率は10%なので、ゴールのスコア(=100)に10%を掛けた10がスコアとなる
  • URLCからゴールへの遷移確率は30%なので、ゴールのスコア(=100)に30%を掛けた30がスコアとなる

さらに、URLAに関してはURLB及びURLCに遷移するので

  • 10×10%(=1) + 30×90%(=27) = 28

というように加算されます。このため、100を超える値が出る場合もあり、スコアに上限はありません。

また、一方で離脱のスコアはマイナスで定義されるので、離脱が発生した場合も同様に計算され、マイナスの値となる可能性があります。