概要

行動チェーンでは、各ステップ・ゴールで「時間制限」を設定できます。7. (任意)ゴールやステップの条件を調整するにあるように、「時間制限」を設定することで指定した時間以内にゴールもしくはステップに到達したユーザーを抽出することができます。
ここでは、この項目を設定する際の注意点について説明します。

注意点

「時間制限」は、直前のステップに一番最初に到達した時間(最小時間)を起点として計算されます。
同じステップに複数回到達した場合でも、最初に到達した時点が起点となるため、想定していたユーザーが集計対象外となる可能性があります。

具体例

以下のような行動チェーンを例に実際に集計対象外となるユーザーについて説明します。

  • ステップA:topページを閲覧
  • ゴール:cartページを閲覧
  • ゴールの時間制限:1日以内に発生

null

ここでユーザーαが次のような時系列で行動したとします。

  • 8/1 10:00:topページを閲覧(ステップAの初回到達)
  • 8/2 15:00:topページを閲覧
  • 8/3 11:00:topページを閲覧
  • 8/3 14:00:cartページを閲覧(ゴール到達)

この場合、「時間制限」の起点となるのは、ステップA(topページを閲覧)に最初に到達した8/1 10:00です。
ゴール(cartページを閲覧)に到達したのは8/3 14:00で、2日以上経過しており、「1日以内」という条件を満たしません。
したがって、ユーザーαはゴールに到達していても時間制限を満たしていないため集計対象外となります。

ユーザーαが集計されるには、8/2の10:00までにゴールに到達する必要があります。