広告IDの送信方法

KARTE For AppのSDKでは、広告ID(IDFA/AAID)の送信が可能です。
広告ID送信のON/OFFは変更可能ですが、デフォルトではOFF(送信しない)設定になっています。送信する場合には、下記を参考に設定してください。

KARTEでの広告IDの利用想定は、以下の通りです。

  • KARTEで計測しているアプリ内のユーザー行動データを元に、既存ユーザーを呼び戻すためのリターゲティング広告や、新規インストール獲得のための類似オーディエンス広告等を出す際に利用する。
  • 位置情報サービスやDMP等、他サービスと連携する際に利用する。

上記を利用する想定がない場合は、広告IDの送信をOFF(デフォルトの状態)にしてください。

広告IDを送信する際の注意点

Google/Appleのポリシー上、広告IDをユーザーの明示的な同意なしに、個人を特定できる情報にリンクしたり、永続的なデバイス ID(SSAID、MAC アドレス、IMEI など)に関連付けたりすることはできません。
KARTEに広告IDと個人を特定できる情報の両方を送信する場合、 利用規約やプライバシーポリシー等にその旨を記載し、ユーザーの同意をとった上で送信 してください。

Google - Androidアプリ

APIレベル31(Android12を対象)のアプリから、広告ID(AAID)の取得するには必ずAndroidManifest.xmlへのパーミッションの記載が必要になります。
また2021年後半より、ユーザーのオプトアウトが可能になり、広告IDが削除されて利用できなくなります。アクセスしようとすると、ID の代わりにゼロの文字列が返されます。

Apple - iOSアプリ

iOS14から、IDFAの取得時には必ずオプトインのパーミッションの取得が必要になります。
以下のサポートサイトにApp Storeにおけるプライバシーの情報について、詳細を記載しておりますので、合わせてご確認ください。
App Storeにおけるプライバシーに関する情報提供について

Appleのアプリ審査での注意事項

広告IDの取得する場合、Appleへの申請の際に設定内容によってはリジェクトされる場合がありますのでご注意ください。こちらを参考に、Appleへの申請方法の見直しをお願いします。

以下、KARTE for Appで広告IDを利用する場合のiOSアプリ申請時の推奨の設定です。

App内で広告を出す →  チェックしない(広告を出していない場合は)
このAppのインストールを前に出した広告の成果であるとする → チェックする
このApp内で行われたアクションを前に提出した広告と関連付ける → チェックする
iOSの「追跡型広告を制限」設定 → チェックする