KARTE For AppのSDKでは、App Tracking Transparency(ATT)の許諾状況に関するイベントの送信が可能です。本ドキュメントには、イベントの送信方法およびイベントの定義ついて記載しています。

以下サポートサイトも併せてご確認ください。
AppleのATT(App Tracking Transparency)フレームワークのKARTE for Appへの影響について

イベントの送信方法

ATTの許諾状況をアプリから取得するためには、ATT許諾情報をKARTEに連携するための実装が必要です。

詳細は devportal > App Tracking Transparencyの許諾情報の連携をご確認ください。

なお、IDFA情報の送信については、広告ID(IDFA/AAID)の送信方法をご確認ください。

イベントの定義

ATTの許諾状況は、att_status_updateというイベントによってユーザーのデバイスからKARTEに対して送信されます。

許諾状況には、以下の4パターンがあり、 att_status_updateatt_statusというイベントフィールド上にて確認が可能です。

ステータス名 説明
authorized ユーザーがユーザーやデバイスのトラッキングのためにアプリ関連データへのアクセスを許可する場合に返されます
notDetermined アプリがユーザーのアプリ関連データへのアクセスの承認状況を特定できない場合に返されます
restricted ユーザーやデバイスのトラッキングのためのアプリ関連データへのアクセス権限が制限されている場合に返されます
denied ユーザーがユーザーやデバイスのトラッキングのためにアプリ関連データへのアクセスを拒否する場合に返されます

上記イベントを用いてディメンションやセグメントを作成し、接客や分析に用いることが可能です。

セグメントの作成例

1. ATTダイアログ未表示(=ATTの許諾状況を特定できない)ユーザー
att_status_update(イベント許諾状況の更新) イベントの att_status フィールドの値が notDetermined に一致する(完全一致)
null

2. トラッキングを許可していないユーザー
att_status_update (イベント許諾状況の更新)イベントの att_status フィールドの値が restricted denied のどれかと一致する(完全一致)
null

接客サービスでの利用

アプリのトラッキング許可を促進する (iOS)レシピをご参考ください。