KARTEに連携したApp Tracking Transparency (ATT) 同意情報を活用し、ユーザーにトラッキング許可を促す施策を実施できます。

ATT・トラッキングとは

以下サポートサイトを併せてご確認ください。

※KARTEでは、各ユーザーIDに自社アプリ内で取得したデータを紐付ける形で収集することもトラッキングと呼びますが、本記事に記載の「トラッキング」の定義とは異なる点に、ご注意下さい。

前提:トラッキング同意を得る方法

ユーザーからのトラッキング同意は、以下2つの方法で得ることができます。

  • ATTダイアログによる同意
    • アプリの起動時に任意のタイミングでATTダイアログを表示し、トラッキング同意を得ることができます。
  • 端末の設定画面
    • ダイアログでの同意を得られなかった場合でも、端末設定>アプリ設定からトラッキング設定を変更することが可能です。

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KARTEでできる施策例

事前準備(推奨)

施策実施前に、以下が準備が完了していることを開発担当者へご確認ください。

1. ATT許諾情報の連携

2. Native機能呼び出しに必要な初期実装

  • ポップアップ経由でATTダイアログの呼び出し・端末の設定画面への遷移を行うための機能を利用するため、KARTEのURLスキームを処理する実装が必要です

施策1. ポップアップを表示し、端末設定画面でのトラッキング許可を促進する

ATTダイアログ表示時にデータ取得に関する許諾を得られなかった場合でも、アプリを一定期間利用し、サービスについて理解が深まったタイミングで、再度トラッキング許可を促す施策を実施できます。

  • ATT未同意ユーザーに対しポップアップを表示し、トラッキング許可を促す

注意事項

ターゲット(対象者)

  • トラッキングを許可していないユーザーを対象に訴求を行いましょう
    • セグメントの作成方法はこちらをご参照ください。

施策2. ATTダイアログ表示前に、プレポップアップを表示する

ATTのダイアログ表示前に、データをどのように活用するのか等をユーザーに正しく理解してもらうため、プレポップアップを表示することが可能です。施策実施時は、下記注意事項を必ずご確認ください。

  • ATT未同意ユーザーに対し、プレポップアップを表示しATTダイアログに誘導する

注意事項

ターゲット(対象者)

  • ATTダイアログが表示出来るのは1ユーザーにつき1回までです
  • ATTダイアログ未表示(=ATTの許諾状況を特定できない)ユーザーを対象に訴求を行いましょう
    • セグメントの作成方法は、こちらをご参照ください。

プレポップアップ上の表現における制約

  • ポップアップに使用できる画像・クリエイティブ上の表現には、Appleが定める制約があります

シナリオストアテンプレートをご活用ください


上記施策をすぐに実現できる、シナリオストアテンプレートをご用意しています。併せてご参照ください。

【ストア(アクション)】メリットの記載と共にアプリのトラッキング許可を促進する