KARTE Blocksを利用するためには、まずScriptタグを導入先サイト・ページのHTMLに設置する必要があります。
本ページでは、タグの種類とそれぞれの設置方法に関する注意点について説明します。

個々のタグの設置方法は関連記事をご確認ください。

KARTE Blocksで利用するタグの種類と主な役割

KARTE Blocksでは、大きく分けて以下3種類のタグを使用します。

  1. Blocksタグ
    • ブロック書き換えの実行処理
    • 「Blocksのセグメント」の判定
    • KARTE Blocks関連のイベントの発火
  2. KARTE計測タグ
    • サーバーへのイベントデータ送信
    • 閲覧(view)イベントの発火
  3. KARTEカスタムイベントタグ
    • 閲覧(view)イベント以外のイベント発火

各タグの設置方法概要

KARTE Blocksを利用するページでは、BlocksタグとKARTE計測タグが必ず共に設置されている(読み込まれる)ようにしてください。
タグが設置されていないページでは、イベントデータの計測やブロックの配信、セグメントの判定・更新などが行われませんのでご注意ください。
種類 必須/任意 設置ページ 設置箇所 読み込み順序 Google Tag Manager
利用可否
Blocksタグ 必須 サイト全体(推奨) <head>タグ内で読み込み必須
</head>の直前が推奨
- △ (利用可能だが、非推奨
書き換え箇所の表示遅延が発生
KARTE計測タグ 必須 サイト全体(推奨) </head>の直前が推奨
<body>タグ内でも可
-
KARTEカスタムイベントタグ 任意 該当のイベントを発生させたいページ ''の直前が推奨
<body>タグ内でも可
KARTE計測タグより必ず後に読み込み

Blocksタグの設置

  • Blocksタグはソースコード(HTML)への直接設置を推奨しています。
    • Blocksタグのみ、ページの読み込みに合わせた同期処理を行う仕様(同期タグ)です。ブロックの書き換えによる表示遅延を最小化でき、より自然なページ表示が可能です。
  • Blocksタグに関する注意事項は、ご利用の際のリスクと導入サイトへの影響について をご確認ください。
  • CMSやカートシステムで構築されたサイトにBlocksタグを設置する場合、こちらもご覧ください。

Blocksタグの取得・設置までの流れ

  1. グローバルナビゲーションから、「すべてのプロダクト」 > 「Blocks」を選択します。
  2. 「各種設定 > Blocksタグ設定」とアクセスします。

① ソースコード(HTML)に直接設置する

  • サイトの<head>タグ内に設置、読み込まれるようにしてください。
    • </head>の直前を推奨としていますが、<head>タグ内であれば動作します。

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② Google Tag Manager(GTM)経由で設置する


すでにKARTE計測タグなどを設置済みのサイトに、新たにKARTE Blocksを導入する場合には、以降の設定作業は不要です。

KARTE計測タグの設置

ここでは、KARTE計測タグの取得ならびに設置までの流れについて概要をご説明します。

その他、KARTE計測タグに関する詳細・技術仕様は、こちらをご確認ください。
なお、KARTE計測タグは、KARTE Blocks以外のプロダクトでも利用される共通のタグです。 上記リンク先のページにはKARTE Blocksのご利用上当てはまらない内容も一部含まれておりますのでご留意ください。

KARTE計測タグの取得・設置までの流れ

  1. グローバルナビゲーションから、「すべてのプロダクト」 > 「Tag Manager」を選択します。
  2. 「タグ設定(タグv2設定)」の画面を表示します。

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画面左側からタグを取得し、右側に記載している例に沿ってタグを設定してください。

  • </head>タグの直前に設置することを推奨していますが、<body>タグ内でも動作します。
  • KARTE計測タグは、ページ読み込みに対して非同期で動作します。
    • ソースコードに直接設置しても、Google Tag Managerでタグを配信しても、機能や仕様上の差異は特にございません。

KARTEカスタムタグの設置

KARTEカスタムタグの設置、ならびにカスタムイベントの計測は、2023年3月以前の旧ご契約プランではご提供していません。
ご利用希望の場合は、チャットサポート窓口、もしくは営業担当までお問い合わせください。

KARTEカスタムタグの目的・利用

KARTEカスタムタグは、KARTE Blocksの利用上必須ではないものの、ご利用の幅を大きく広げることができます。例えば、以下のようなユースケースを実現できます。

  • GOLD会員ランクのユーザーにだけ、トップページで限定キャンペーンバナーを表示したい。
  • ABテスト実施後、過去の購入金額実績別にリフトアップ効果を分析したい。
  • 資料請求完了のコンバージョンの中でも、イチオシ資料の請求があった場合だけ計測したい。

KARTEカスタムタグを設置することで、「会員情報」「購入時情報(金額、商品」「ログインステータス」など、より柔軟なイベントデータを計測し、KARTE Blocksにおける分析やパーソナライズ配信に活用できます。
※ Blocksタグや、KARTE計測タグでは、ユーザーのブラウザにおけるサイト閲覧データを計測しています。

KARTEカスタムタグの種類

カスタムタグの設計・設置は、導入先サイトの構造に明るいエンジニアによる専門的なサポート・実装が必要です。 初期導入時に、カスタムイベント計測に関するご支援も行っておりますので、ご相談ください。

基本的にはサイトで取得できるデータに基づき、自由にデータ(フィールド・値)を設定しカスタムイベントとして計測できます。

ユーザーの個人情報を連携したい場合

カスタムタグを利用することで、「名前」「メールアドレス」などの個人情報データもイベントとして計測することができます。
そのため、個人情報関連のイベントには特別な仕様を設けており、以下2つのイベントを使い分けるようお願いしています。

  • identifyイベント:ユーザーの個人情報に該当する情報
    • 例:名前、メールアドレス、住所、電話番号など
    • その他、利用クライアント独自で個人情報と定義しているフィールドも含む
  • attributeイベント:ユーザーの個人情報に該当しない属性情報
    • 例:性別、年齢、会員ランク、保有ポイントなど

それぞれのイベント計測およびタグ設置については、以下サポートサイトをご覧ください。