アクションエディタ上のJavaScriptは、デフォルトではECMAScript5に則ったバリデーションが行われています。

ECMAScript6でのlet, const等の変数宣言や、アロー関数式を利用したい(これらの記法をエラー扱いにしたくない)場合は、アクションエディタ上のJavaScriptのバージョンES6以降に切り替えることで、ECMAScript6準拠のバリデーションが可能です。

JavaScriptのバージョン切り替え方法と影響

バージョン切り替え方法

  • アクションエディタを「カスタマイズ」に切り替え、エディタ設定のJavaScriptのバージョンから切り替えが可能です。
  • デフォルトの設定は「ES5」です。
    null

バージョン切り替えによる影響

変更による影響範囲はアクションエディタ上でのバリデーションのみです。
※バージョン切り替えの内容はブラウザ上でのJavaScriptの実行には影響しません

以下のような組み合わせで記述されている場合にはエディタ上でエラー表示になります。

  • ECMAScript6設定で、ECMAScript5の記法を使用した場合
    • ECMAScript5の記法としては、varによる変数宣言、function(){}といった従来形式の関数式等が挙げられます
  • ECMAScript5設定で、ECMAScript6の記法を使用した場合
    • ECMAScript6の記法としてはlet, constによる変数宣言、()=>{}といった形式のアロー関数式等が挙げられます

※ エラー表示になった場合でも保存は可能です
※ async/await等の記法はES6(ES2015)ではサポートされていません。ES6(ES2015)より後にサポートされた記法をご利用の場合は、ES14(ES2023)を選択することでエラー表示を回避できます

またJavaScriptのバージョンの設定は、個々のアクション、テンプレートにのみ適用されます。