施策概要
新規購入の獲得を目的とした広告配信の際に、既に購入済のユーザーを除外したいケースがあります。
KARTEですでに購入イベントを蓄積している場合は、KARTE Signals Connectorを通じて各広告媒体へ購入済ユーザーをオーディエンスリストとして連携することができます。
このドキュメントでは、オーディエンスリストの作成方法を紹介します。
設定方法
事前準備
- KARTEイベントで下記データが取得されているか確認しましょう
- カスタムイベント:buyイベント
- カスタムイベント:identifyイベントでメールアドレスが取得できているか
- identifyで取得していない場合は外部データ連携で取得できているか
※カスタムタグの設置方法はこちらを確認してください。
KARTE Signals Connectorで設定してみましょう
ここではGoogleカスタマーマッチを例に紹介します。他広告媒体でもオーディエンスリストの作成方法はほぼ同じとなります。
利用するデータ>オーディエンスリストを作成します
- 利用するデータで「KARTEデータ / ユーザーマスタ」を選択
- データの絞り込みで カラム:dimensions.buy_count / 比較条件:次と異なる / 値:0
- 右上の保存を押すとデータを確認することができます
補足
ユーザーマスタとは、KARTEに送信されたidentifyイベント、attributesイベント、ディメンション、セグメント情報をユーザーごとに各フィールドの最新の値を保持しているマスタテーブルです。 従来であれば、KARTEイベントを全期間分取得し、ユーザーごとの最新の値を取得するクエリを書く必要がありましたが、ユーザーマスタを利用することでその必要がなくなり、個人情報を取得するために大量のクエリリソースを消費する必要がなくなります。 ユーザーマスタで取得できるスキーマはこちらから確認してください。
補足
利用するディメンションでどのようなデータが入っているかは確認しておきましょう すべてのメニュー>Insight>ディメンション で確認できます
- 利用するデータ>個人情報データを作成します
- identifyイベントで個人情報データを取得している場合は、KARTEデータ/ユーザーマスタを選択してください
- 外部から連携している場合は、外部データから該当のデータを選択してください
- identifyや外部データにてユーザーIDやメールアドレスが入っているカラム名がemail以外の場合は修正してください
広告媒体へ連携後、媒体側で連携したリストを広告配信時に除外するよう設定してください。
注意点
- buyイベントを使って連携する場合は、buyイベントを実装したタイミング以降のデータのみとなります。
- 実装前のデータも連携する場合は、自社のCRMに蓄積しているデータを外部データとして連携することが可能です。連携方法はこちらから確認してください。
送信先広告API、配信パラメータ、送信スケジュールの設定方法が不明な場合は、サポートサイトを確認してください。