リテンションレポートの概要
※こちらの機能をご利用の際には、プラグインの解放が必要です。
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ユーザーのリテンション率(継続率)をみることができるレポートです。起点となるイベント、ゴールとなるイベントを任意で定義できるのはもちろん、セグメントを指定することができるので、セグメントごとに継続率をみることができます。
例えば、以下のように継続率を見ることができます。
例1) 30代以上 AND お気に入り登録を3回以上したことがあるユーザーの日ごとの継続率
例2) プロフィール登録完了 AND 詳細ページを合計5回以上みたことがあるユーザーの週ごとの継続率
例3) 特定ランク AND 特定の接客サービスをクリックした人の月ごとの継続率
リテンションレポートへの導線は、左ナビの「ユーザー行動の分析」の中にあります。
機能説明
1. レポート画面
対象の日/週/月に、指定したプラットフォーム(すべて/ウェブ/アプリ)、指定したユーザー種別(すべて/新規)、指定したセグメントのユーザーで、起点イベントを発生させたユーザーを母数(UUカラム)とし、経過日数/週数/月数ごとに、再来訪してゴールイベントを発生させたユーザーをカウントし、継続率を表示する
上記のサンプルイメージでは、2019年12月1日〜2019年12月8日の間に閲覧したエンドユーザーの中で、「お気に入り利用あり」 AND 「30代」セグメントに入っており、翌日以降1日ごとにアプリ起動したユーザー数を表示している
0日目、0週目、0ヶ月目とは、日付欄で対象となっている期間を指しています。上記のサンプルイメージでは、日付が2019/12-01の0日目の継続率=2019/12-01の再来訪UU数 / 2019/12-01の来訪UU数となります。
2. 集計単位
- 日/週/月で切り替えることができる。
3. 期間
- レポートで表示したい期間を指定することができる。
- なお、前日分までのデータについて、集計を日, 週, 月で実施しております。
- この集計は日本標準時(JST)で処理されます
4. 単位
- 実数と割合を切り替えることができる。実数はゴールイベントが発生したユーザー数、割合はUUを母数とした場合の割合。例えば、UUカラムが1000でセルの値が100の場合は10%と表示される。
5. プラットフォームの絞り込み
- レポートで対象とする行動データが発生したプラットフォームを指定する。KARTE for Appのみを利用している場合は、すべて or アプリを指定する
6. ユーザーの選択
- すべて: すべてのユーザーを対象にする
- 新規: 新規ユーザー(対象期間に初回起動イベントが発生したという条件が追加される)を対象にする
- プラットフォームが『アプリ』:「アプリ初回起動イベント」が発生したユーザー
- プラットフォームが『ウェブ』:ディメンションの来訪回数「1」かつ「閲覧」イベントが発生したユーザー
7. セグメント
- 作成したすべてのセグメントの中から、指定することができる。セグメントは複数掛け合わせることができる。(ANDのみ、ORはできない)
- セグメントは、起点日単位で最新のセグメントデータを利用する。例えば、ページ冒頭のサンプルイメージ場合、12/1のUU(= 83,877)は 12/1 23:59:59時点のセグメント所属状況に基づき絞り込まれた結果となる。
- セグメントを指定した場合、UU(母数)は以下条件をいずれも満たした場合にカウントされる。
- 0日目(0週目/0ヶ月目)に起点イベントが起きている
- 0日目(0週目/0ヶ月目)の最後の時点で対象セグメントに属している
8. 起点イベント
- 起点イベントは最大10個まで作成可能(イベントとフィールド名の組み合わせでパターンを作り、それを10個まで作成できる)
- 起点イベント作成後、当日の深夜に集計処理が実施され、前月の1日までのデータが反映される(1日待つ必要がある)
- 起点イベント作成画面の説明は後述する
9. ゴールイベント
- ゴール機能のイベントを利用する
- 再来訪は自動で作成される(セッション開始時のviewイベント)
- ゴールイベント作成後、翌日の深夜に集計処理が実施され、ゴールイベント作成以降のデータが反映される(2日待つ必要がある)
10. 条件変更ボタン
- 右カラムにある、5~9の要素を変更した際には、条件変更ボタンをクリックすることでその条件でのレポート抽出を開始する
- データ量が多い場合には、数秒から十数秒程度時間がかかる場合がある
- 2,3,4の要素は、変更したタイミングですぐにレポート抽出を開始する
起点イベントの作成方法
起点イベントは、イベントとフィールド名の組み合わせで最大10個まで作成することができます。
起点イベントはリテンションレポートでのみ使用するイベントです。ユーザーストーリー画面やイベント一覧画面では表示されません。
1. フィールド名を指定しない起点イベント
- フィールド名を「指定なし」にして起点イベントを作成すると、選択したイベントの発生を起点イベントとして扱うことができる。
2. フィールド名を指定する起点イベント
- フィールド名を指定して起点イベントを作成すると、そのフィールドのすべての値をレポート画面で選択して、起点イベントとして扱うことができる
- 上記のキャプチャの例では、特定の「カテゴリ」の商品の購入を起点イベントして、継続率を見ることができる
- 以下の型のフィールドに関して指定することができない
- 数値型
- 日付型
3. 新規作成
- 起点イベントを新規作成できる。ボタンをクリックすると、作成モーダルが表示される
4. 編集削除
- 作成したイベントは、条件を編集したり、削除することができる
起点イベント一覧画面へは、起点イベント選択UIの上部のリンクから遷移できます。
ゴールイベントの作成方法
ゴールイベントは、ゴール機能で設定したイベントを利用します。ゴール機能でのイベント作成の仕方はこちらのゴール(β版)概要をご確認ください。
よくある質問
表示される数値が微減しています。
- リテンションレポートでは「ユーザーの統合」を考慮した数値を出しています。
- 既にメンバーとなっているAさんが別端末でサイトにA’さんとして来訪された場合、AさんとA'さんの2人というカウントになります。
- その後にA'さんがAさんに統合された場合、1人というカウントになります。