ベーシックレポートはサイトやユーザー全体の傾向を捉えることができ、ユーザーを「知る」上での着眼点を得ることができます。ここではレポートの種類とそれぞれのレポートの見方を学びましょう。
ベーシックレポートの種類
レポートの種類は「ユーザーレポート」「接客サービスレポート」「サイトレポート」の3種類用意しています。ベーシックレポートへのアクセス方法はグローバルメニュー > すべてのプロダクト > レポートをクリックしてアクセスしてください。
ユーザーレポートを見てみよう
ユーザーレポートはユーザー(セグメント)軸での分析レポートです。KARTEで作成したユーザーセグメントについて、その全体的な傾向の把握や特徴的なセグメントの可視化を行うことができます。
「ベーシックレポート」>「ユーザーレポート」をクリックしてユーザーレポートをみてみましょう。
ワーク1:レポートの集計期間を変えて、プロジェクト全体の数値の変化を確認しましょう
- ユーザーレポートのデフォルトの集計期間は直近30日になっています。
- ユーザーレポート画面の右上の期間を直近1週間に変更をしてみましょう。
- 直近30日のプロジェクト全体の数値と比較して、どのような変化があったか考えてみましょう。
- 例:直近1週間はキャンペーンを行っていたので、直近30日に比べて平均PV数、平均滞在時間平均共に増加していた。
ワーク2:ユーザー構成をみてみましょう
- ユーザー構成で気づいたことを考えてみましょう。
- 例:ビジターの構成比のほうが多いが、接客サービスの多くはメンバーに配信していたな。
- 例:デバイス比はwindowsが半分以上の割合を占めているのでwindowsユーザーのサポートは手厚くしたほうが良さそう。
ワーク3:ピックアップの接客率が低いセグメントで特徴的なセグメントを探しましょう
- ユーザーレポートのピックアップ>「セッション内接客回数が多いセグメント」 の1~3位をみてみましょう
- ランキング上位のセグメントはユーザーにとって接客が多すぎて、体験を阻害している可能性もございます。
- 接客のセグメントとして利用しすぎていないかを考えてみましょう。
ユーザーレポートまとめ
- ユーザーレポートはユーザーを軸にしたレポートのため、KARTEの特徴的なレポートです
- レポート全体を眺めて気になるポイントがあれば深堀してみましょう。
- ユーザーレポート単体で気づきを得ることはできますが次になにをするべきかは考えを深めてそれぞれ検証する必要があります。
- ユーザーレポートについて詳しく知りたい場合はこちら
接客サービスレポートを見てみよう
接客サービスレポートは接客サービス軸でのKARTE分析レポートです。
レポートは2つの種類をご用意しています。
- 接客サービスレポート(リフトアップ軸)
- 未実施グループを追加している接客サービスを中心に運用しているプロジェクト向け
- 接客サービスレポート(経由ゴール軸)
- 未実施時を追加していない接客サービスを中心に運用しているプロジェクト向け
ワーク1:接客サービスレポート(経由ゴール軸)の効果計測期間を1日に変更して、プロジェクト全体の数字の変化を見てみましょう
- 右上の効果計測期間はデフォルトはセッションとなっています。この期間を1日に変更しましょう
- プロジェクト全体の数値がセッション時と比較して、どのように変化したか考えてみましょう。
- 例:セッション数では接客経由ゴール回数は少なかったが、1日に変更したらゴール回数が一気に増えた。(高単価の商材を扱うサイトだと仮定すると)セッション内ですぐに購入には繋がらず何度も来検討してしてから購入することが多いことがわかる。
ワーク2:接客サービスレポート(接客ゴール軸)のマイナスリフトアップの多い接客サービスをみましょう
- 例:セッション数では接客経由ゴール回数は少なかったが、1日に変更したらゴール回数が一気に増えた。(高単価の商材を扱うサイトだと仮定すると)セッション内ですぐに購入には繋がらず何度も来検討してしてから購入することが多いことがわかる。
- ピックアップ>マイナスリフトアップの多い接客サービスの上位にきている接客サービスをみましょう。
- この接客サービスはリフトアップがあまりできていない接客サービスのため、配信対象を再度調整するか接客サービスを一度停止して別の施策を配信するか考えてもいいかもしれません
接客サービスレポートまとめ
- 未実施を入れて接客サービスを配信している場合は、接客サービスレポート(リフトアップ軸)をみましょう
- 未実施を利用していない場合は、接客サービスサービスレポート(ゴール軸)をみましょう。
- 効果のいい接客サービスはそのまま配信を行い、効果が出ていない接客サービスは改善案を考えて実行してみましょう。
- 接客サービスレポート(リフトアップ軸)について詳しく知りたい場合はこちら
- 接客サービスレポート(経由ゴール軸)について詳しく知りたい場合はこちら
サイトレポートをみてみよう
サイトレポートはサイト全体のヘルスチェック用のレポートです。
全体の来訪数や曜日時間帯でのアクセス解析、ページ毎のアクセス傾向の把握を行うことができます。
「ベーシックレポート」>「サイトレポート」をクリックしてユーザーレポートをみてみましょう。
ワーク1:ゴールを変更して、日次推移の来訪数・ゴール率推移のグラフを確認しましょう
- 右上のゴールを選択するとコールイベントとして登録したイベントを確認することができます。
- デフォルトは購入になっています。購入以外のゴールを選択ししてみましょう。
- 来訪者数・ゴール率の推移を確認して、来訪者数とゴールとの相関があるかみてみましょう。
ワーク2:ピックアップの離脱率が高いページから特徴的なページを見つけましょう
- ピックアップから離脱率が高いページを確認しましょう
- 離脱率が高い理由を考えましょう
- 例:情報が多すぎる、少なすぎるため離脱しているのではないか。
- 離脱してほしくないページは改善案を考えましょう
- 例:次のページへ誘導するコンテンツを設置する
- 例:困ってる内容への解をFAQで表示する
サイトレポートまとめ
- サイトレポートは全体数値を俯瞰してみるためのレポートです。
- すでにGAなど他のツールでサイトの分析を行っている場合は、同じようなレポートも含まれるため、必ずしも定常的にこのレポートをみていただく必要はありません。
- サイトレポートについてより詳しく知りたい場合はこちら