管理画面の運用方法につきましては以下の2パターンございます。

※ 開発環境としてプロジェクトの発行が必要な場合は、サポートチーム(support@plaid.co.jp)もしくは担当の営業までご連絡ください。

※ プロジェクトを分けて管理する場合はエンタープライズ契約が必要となります。

同じプロジェクトを利用する場合

開発環境と本番環境で同じプロジェクトを利用する(=計測タグやSDKの設定を共通化する)場合、複数の環境のユーザーからのイベント計測が1環境で行われる状態になります。

この構成にした場合は1つの管理画面にて運用が可能となりますが、一方で以下のような事への考慮が必要です。

  • ユーザーの分類
    • user_idの発番が開発/本番環境で共通する可能性がある場合、KARTE側で環境毎のユーザーを同一視してしまう可能性があります。
  • 接客配信
    • 配信される環境を区別しないルールで接客配信を行った場合には、すべての環境で条件を満たしたユーザーに対して配信が行われます
    • 設定のミスや抜け漏れに応じて、意図せず別の環境に配信してしまう可能性があるため、十分注意してください
    • 例として、開発環境と本番環境が識別できる情報(たとえばウェブサイト閲覧時のドメイン)毎にセグメントを作成し、接客サービスの配信対象ユーザーをセグメントで限定するといった設定は可能です
  • ポップアップ以外の施策の設定
    • アプリPUSH通知メール等の配信では、KARTEのプロジェクト上に送信に必要な情報を設定する必要があります
    • 通常は1プロジェクトにつき1個の設定を行うため、同じKARTEプロジェクトを利用した場合に複数の設定ができません。開発環境と本番環境で設定を分けている場合には、プロジェクトを分ける必要があります

プロジェクトを分けて利用する場合

開発環境と本番環境で別のプロジェクトを利用する(計測タグやSDKの設定を分ける)場合、それぞれの環境のユーザーからのイベント計測は、それぞれの環境で行われる状態になります。

ユーザーのアクセス情報も混じることはなく、それぞれの環境を整理して運用が可能となります。

この構成にした場合は複数の管理画面での運用が必要になりますが、一方で以下のような事への考慮が必要です。

  • プロジェクト上の設定内容
    • 一方のプロジェクトで作成した「セグメント」や「接客サービス」をもう一方のプロジェクトにコピーする機能は存在しません。運用上で開発環境の設定を本番環境に以降する場合には、任意で複製を行う必要があります。