KARTE Messageでメールの配信を利用開始する際に必要な初期設定について説明します。
大きく以下の2点の設定が必要です。
- 利用ドメインの登録
- プロファイルの設定
利用ドメインの登録
KARTE Message からメールを送信する際のメールアドレスに含まれるドメインについて設定する必要があります。
以下のCNAME・MX・SPFレコードは必ず設定する必要があり、この設定が正しい状態でないとメールを送信することができません。
現状、すでに送信に利用しているアドレス・ドメインでも、KARTE Messageからの送信を行うためには設定が必要となります。
サポート担当に送信元メールアドレスに利用したいドメインを申告し、登録を依頼
作成されたCNAMEレコードと、以下のMXレコード・SPFレコード情報を、ドメインの管理者に共有・DNS設定依頼
- CNAMEレコード
- CNAMEレコード
ムームードメインでドメインを管理されている場合、CNAMEレコードをそのままセットしても送信できない問題が確認されています。CNAME のname 部分を、「xxxxx._domainkey.example.com」から 「xxxxx._domainkey」に変更して(ドメイン部分を削除して)登録してください
MXレコード
- 該当のドメインにMXレコードがまだ存在しない場合
- MXレコードとして
10 feedback-smtp.ap-northeast-1.amazonses.com
を新規登録する
- MXレコードとして
- 該当のドメインにMXレコードがすでに存在している場合
- 設定変更の必要はありません。
- 該当のドメインにMXレコードがまだ存在しない場合
SPFレコード
- 該当のドメインにSPFレコードがまだ存在しない場合
- TXTレコードとして
v=spf1 include:amazonses.com ~all
を新規登録する
- TXTレコードとして
- 該当のドメインにSPFレコードがすでに存在している場合
- 今あるTXTレコードに
include:amazonses.com
を追記する - 例)
v=spf1 include:example.com ~all
→v=spf1 include:example.com include:amazonses.com ~all
- 今あるTXTレコードに
- 該当のドメインにSPFレコードがまだ存在しない場合
- DNS設定が完了したら、「ドメインを検証」をクリック
- ステータスが「検証完了」になれば、ドメインの設定は完了です
トラブルシューティング
- ステータスが「検証失敗」状態で、「ドメインの検証」をクリックしても反応がない
- ドメインの検証期限が切れてしまっています。サポート担当にお知らせください。
- ステータスが「「保留中」」状態で、「ドメインの検証」をクリックしても反応がない
- 「ドメインの検証」ボタンは成功したときにステータスが「検証完了」状態になります。DNS設定を行ったのに「保留中」のままだった場合は、DNS設定に何らか問題がある状態です。
プロファイルの設定
プロファイルは、メール施策を配信する際の「送信元アドレス」「送信元名」「返信先アドレス」を管理する設定となり、必須の設定となります。
なお、KARTE Messageの購読管理は、「プロファイル単位で管理」される形になります
- メールアドレス (SES) > アドレス > 追加 から、プロファイルを作成
プロファイルの「送信元アドレス」は、Messageに登録されたドメインのアドレスである必要があります。
以上で、初期設定は完了です