このドキュメントは、タグv2の利用を前提に書かれています。
KARTEの計測タグは、内部的にはkrt
という名称のオブジェクトをサイト上のグローバル変数に追加します。
ユーザータグやカスタムイベントタグなどは、計測タグによって追加されたkrt
オブジェクトを使って、KARTEに情報を送信します。
しかし、すでにサイト上でkrt
という名称の他のオブジェクトが定義されていた場合、KARTEの計測タグを設置すると名称が重複してしまい、オブジェクトが上書きされてしまいます。
計測タグの設定変更によりkrt
という名称を変更することで、こうした名称の重複を回避できます。
オブジェクト名の命名規約
- 半角英字のみ利用できます
オブジェクト名の変更手順
以下の例では、krt
をkrtAlt
という名称に変更すると仮定します。
1. タグ設置画面で「変更後のオブジェクト名」を設定する
- グローバルメニュー > すべてのプロダクト > Tag Manager > タグ設定をクリックします
- [タグのカスタマイズ > タグのオブジェクト名を変更する] にチェックを入れ、[変更後のオブジェクト名] に
krtAlt
のように変更後の名称を入力します - [保存してタブを再発行] ボタンを押します
2. 発行した計測タグを設置する
- 発行した計測タグをコピーし、計測したい全てのページに設置します
3. その他の全てのタグについて、オブジェクト名を変更する
カスタムイベントタグなどkrt
オブジェクトを利用している全てのタグにおいて、オブジェクト名を変更後のものに差し替えます。
変更前(例):
krt('send', 'identify');
変更後(例):
krtAlt('send', 'identify');