Webサイトにおける接客施策の運用効率化に繋がる「複数のキャンペーン施策を一元管理するジャーニー」の考え方と作成の流れを、具体例を参考に解説します。ハンズオンした場合の推定所要時間は15分です。

参考情報として、ジャーニーに関するサポート記事一覧は下記です。
https://support.karte.io/docs/campaign/Journey

複数のキャンペーン施策を一元管理するジャーニー

定義

複数の接客（ポップアップを想定）を特定の期間ごとに出し分けるジャーニーを指すこととします。

下記のようなケースに該当する場合、有効なユースケースとなります。

条件に合致する同じユーザーに対し、任意の期間において開始日〜終了日まで異なるキャンペーンを出し分けたい
- 例：1日目〜2日目はポップアップA、3日目〜4日目はポップアップBを出したい
条件に合致する同じユーザーに対し、シーンによって異なるキャンペーンを出し分けたい
- 例：商品詳細ページではポップアップA、カートページではポップアップBを出したい

なお、これまで別々の接客サービスを作成し、キャンペーン施策を運用・管理していた場合も、1つのジャーニー上で接客サービスを一元管理することで、振り返りがしやすくなります。

下記の具体的なケースを想定し、「複数のキャンペーン施策を一元管理するジャーニー」を作成する流れを解説します。
お手元のKARTE環境を開き、ハンズオン形式で操作いただくとより理解を深めていただけます。

項目	要件
ターゲットユーザー	キャンペーンLPを閲覧
ゴール	購入
シナリオ概要	ターゲットユーザーに対して期間ごとにキャンペーンを案内する

新規にジャーニーを作成、立ち上げ、タイトルを入力します。
今回は「キャンペーンLPを閲覧したユーザーの次回購入を促進するジャーニー」としました。
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今回の想定は購入を促進する目的のジャーニーですので、「購入」をゴールとして指定します。
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「ターゲットを選択」をクリックすると詳細設定のウインドウが右から開きます。
エントリー名は「キャンペーンLPを閲覧」とします。

判定タイミングには「リアルタイム」と「定期実行」の2種類が存在します。

判定タイミング	説明
リアルタイム	リアルタイムにターゲット判定し、その後の接客をすぐに配信ができます（初回来訪セッションなどの施策向き）
定期実行	一日に一回（毎日未明に）まとめてターゲット判定をし、複数の時間軸でのユーザー行動条件や過去のデータを元に接客を出したい時に使用

今回は、以下のようなシーンを例に、「定期実行（実行頻度：1回だけ）」を選択します。

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続いて「行動条件」と「属性条件」を設定します。

条件タイプ	説明
行動条件	ユーザー行動に基づく条件であり、イベントで設定します
属性条件	ユーザーに付帯する属性の条件であり、イベントで直接送った値やそれを集計した結果が利用できます

今回は「直近24時間」に対象のキャンペーンページの「閲覧イベント」が発生した、という行動条件のみを使ってターゲットを設定します。

ここまででエントリーターゲットを「保存」します。
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