前提:Webviewでの行動をWebviewの行動としてトラッキングするための実装が必要です
Webviewは基本的にWebブラウザでの閲覧行動となるため、KARTE for Appをご契約の上、「WebとAppのユーザーの紐付け処理」の実装をしないと通常のWebブラウザでの閲覧行動と見分けることができません。
上記実装の方法ついてはこちらのドキュメントをご参照ください。
上記実装を行った場合、閲覧イベントの _source
の値にて、Webブラウザの場合は web
と、Webviewの場合は native_app_webview
と区別することができます。
上記実装がされていない場合、WebブラウザでもWebviewでも値は web
となるため区別することができません。
接客サービスの配信チャネルでWebのみを指定する
上記ご案内の WebとAppのユーザーの紐付け処理の実装ができている場合は、配信チャネルを「Webのみ」に指定することでWebブラウザのみの配信に限定しWebviewへの配信を防ぐことができます。
配信チャネルの設定は、閲覧イベントの_source
の値がweb
に対して配信をする制御を行うものです
KARTE for App未契約時の対処
この場合は、ブラウザ経由のアクセスも、WebView経由のアクセスもどちらも _source
の値が web
となるため、配信チャネル設定による出し分けが機能致しません。
この場合出し分けを行う場合は、以下のどちらかの対処が必要となります。
簡易的にWebView経由の閲覧を除外する
WebView経由の閲覧では、viewイベントの アクセス時のブラウザ名(access.browser.name)
の値が下記形式で Chrome WebView
, WebKit
等の文字列になります。
OS | アクセス時のブラウザ名の値 |
---|---|
iOS | WebKit |
Android | Chrome WebView |
「アクセス時のブラウザ名がChrome WebView、WebKitに一致する」というセグメントでWebView内の閲覧を識別できるので、このセグメントを除外することでWebViewへの配信を除外で可能です。
※この方法では自社アプリ内のWebViewだけでなく、一般的なアプリ内WebViewすべてが除外されます。
明示的に自社アプリ内のWebView閲覧を除外する
(1) UserAgentのカスタマイズの実施
WebView側のUserAgentのカスタマイズを行い、ブラウザ経由のアクセスとUserAgentで区別可能な形にすることで、UserAgent毎にセグメントを作成することで、出し分けが可能となります。なお、カスタマイズ後のUserAgentが、以下の仕様に合致している必要がございますので、ご注意下さい。
(2) URLにパラメータの付与
WebView経由でアクセスする際に限り、アクセスを区別するためのパラメータをURLに付加したうえで、パラメータ付のURLでアクセスの際は WebView経由と判定する方法がございます。パラメータ付与には、アプリ側の実装が必要となります。詳細については、アプリの開発ご担当者様へのご確認をお願い致します。