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概要
「ユーザータイプ」とは、過去の統計値に対して、条件に該当するユーザー群を分類できる仕組みです。ユーザータイプを作成することで、指標の推移や特徴的な行動を可視化できます。本記事ではユーザータイプの種類や特徴、集計タイミング、過去データの集計についてご説明します。
ユーザータイプの種類と各ユーザータイプの特徴
ユーザータイプには以下2種類あります。
- ロイヤルユーザータイプ
- ノーマルユーザータイプ
それぞれの概要と詳細については以下です。
項目 | ロイヤルユーザータイプ | ノーマルユーザータイプ |
---|---|---|
目的 | ユーザーのロイヤルティやロイヤルティの変化を把握する | ロイヤルユーザータイプよりもより細かいユーザー群の指標や推移を把握する |
分類方法 | MECE(漏れなくダブりなく)分類する 例:ピラミッド・マトリクス・ライフサイクル |
MECEではない 複数の条件で細かく絞り込むことができる |
設定例 | 来訪回数や購入回数、合計購入金額など | 流入経路やユーザー属性(例:性別や会員ランク)、ユーザー行動(例:特定ページの閲覧や特定カテゴリの購入、特定機能の利用)など |
設定のポイント | 自社都合なロイヤルティにならないように注意 | ロイヤルティ向上に寄与すると想定されるかつ改善が可能な指標を活用する |
集計タイミング | 作成後すぐ集計 作成以降は深夜に日次で集計 |
深夜に日次で集計 ボタン※1 を押下することで集計開始が可能 |
過去データの集計 | 作成後すぐ:過去1ヶ月まで遡って集計 その後:5時間以内に過去半年の各月の月末データを集計 |
ユーザータイプ作成以降のデータのみ集計 |
※1:以下のキャプチャの赤枠のボタンを押下することで集計を開始できます。ボタンが表示されない場合は権限をご確認ください。
参考記事:「アカウントの権限設定」
ロイヤルユーザータイプ
分類方法
「ピラミッド」・「マトリクス」・「ライフサイクル」の3つのテンプレートをご用意しています。事業成長につながる指標(来訪回数やLTVなど)をもとにユーザーをMECEに分類し、可視化できます。
◯ピラミッド
主要な指標を一つ定めて5段階に顧客を分類できます。
例)購入回数が0回・1回・2回・3回・4回以上で5つに分類
◯マトリクス
主要な指標を二つを定めて、4象限に顧客を分類できます。
例)流入回数が5回以上/未満 × 購入金額が10,000円以上/未満で4つに分類
◯ライフサイクル
初来訪の時期、再訪問までの期間で新規、復帰、継続の3つに分類できます。
例)
- 新規ユーザー:直近1ヶ月以内に初来訪したユーザー
- 復帰ユーザー:1ヶ月前~2ヶ月前の間に来訪がないかつ1ヶ月以内に来訪があるユーザー
- 継続ユーザー:1ヶ月前~2ヶ月前の間に来訪があるかつ1ヶ月以内に来訪があるユーザー
集計タイミング
作成後すぐに集計を行います。作成以降は深夜に日次で集計します。
※作成後に設定の編集・保存を行なった場合、設定変更に基づいて再度集計が実施され、ユーザータイプにはその後に数値が反映されます。設定変更と数値反映にタイムラグがあることにご留意ください
過去データの集計
ロイヤルユーザータイプ作成後すぐに、過去1ヶ月に遡って日次でデータ集計を行います。
その後5時間以内に過去6ヶ月に遡って各月の月末のデータを集計します。
作成方法
作成方法については「ユーザータイプの作り方」をご確認ください。
ノーマルユーザータイプ
分類方法
特定の条件で絞り込みを行いユーザーを分類します。ロイヤルユーザータイプとは異なり、MECEではありません。ユーザー行動や属性などロイヤルティ以外の軸でユーザーを分類し、特徴や変化の分析に活用します。
例)流入経路別でユーザーを分類
集計タイミング
作成後、深夜に日次で集計を行います。また、以下のキャプチャの赤枠のボタンを押下することで集計を開始できます。ボタンが表示されない場合は権限をご確認ください。
参考記事:「アカウントの権限設定」
過去データの集計
ロイヤルユーザータイプとは異なり、ユーザータイプ作成後のデータのみ集計します。
作成方法
「ユーザータイプの作り方」をご確認ください。
補足)ユーザー指標の集計方法
ユーザータイプ作成時の元となるユーザー指標はバッチ処理で集計しています。
詳細については「ユーザー指標とは?」をご覧ください。
また、ユーザー指標とユーザータイプの関係性については「ユーザータイプの作り方」をご覧ください。