不要なコンテンツを非表示したり、一部のユーザーに対してあるコンテンツを非表示にしたりすることで、UXを向上し、コンバージョンを促進する施策の設定方法をご案内します。

  • 作成難易度:★☆☆
  • 必要なイベント:閲覧(view)
    • ※購入(buy)、ユーザー属性情報(identify)を利用した高度なパーソナライズをする場合、カスタムタグ の設置が必要となります。
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施策の概要

  • 目的:不要なコンテンツを非表示したり、一部のユーザーに対してあるコンテンツを非表示にしたりすることで、UXを向上し、コンバージョンを促進する
  • ゴール:資料請求・申し込み・購入・セッション内PV数(回遊)
  • 主なターゲット:全員・会員登録しているユーザー・初回来訪ユーザー
  • 配信するページ:トップページ

設定方法

手順1:セグメントを作成する

  • サイト閲覧のデータを利用する場合は、「Blocksのセグメント」を作成してください。
  • 購入データやユーザーデータを利用する場合は、「Insightのセグメント」作成してください。
    Insightのセグメント機能では、主にKARTEタグを通じて計測したイベントデータを参照しセグメント判定します。
    view(閲覧)イベントなど自動で計測するイベント以外でセグメントを作成したい場合、カスタムタグを追加で設置して必要なイベントデータを計測してください。

Blocksのセグメント

今回はBlocksのセグメントの作成方法を説明します。
左メニューバーの「すベてのメニュー > Blocks > セグメント」 より、「Blocksのセグメント」 を作成してください。

  • 来訪回数によって分ける
  • 特定のページの閲覧によって分ける

来訪回数によって分ける

初回来訪

「初回来訪」というプリセットセグメントが予め用意されているので、こちらを活用してください。

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関連するセグメントと設定例

セグメント名 説明 条件
2回目の来訪 すべての期間での2回目来訪 すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 2に等しい
3回目の来訪 すべての期間での3回目来訪 すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 3に等しい
4回目の来訪 すべての期間での4回目来訪 すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 4に等しい
5回目の来訪 すべての期間での5回目来訪 すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 5に等しい
6回以上 - 10回未満の来訪 すべての期間での6回以上、10回未満の来訪 すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 6以上、10未満
10回以上来訪 すべての期間での10回目以上の来訪 すべての期間 > タイムウィンドウ変更 > 来訪回数(セッション発生回数) > 10以上

特定のページの閲覧によって分ける

特定ページの閲覧行動によってセグメントを設定することで、ユーザーの属性情報を取得せずともパーソナライズが可能になります。

条件設定例

  • 会員ユーザーしかアクセスしかできないページを閲覧した→会員ユーザー
  • 購入完了ページを閲覧した→購入経験ありユーザー
  • 特定のカテゴリページを何回も見た→特定のジャンルに興味があるユーザー

会員ユーザーしかアクセスしかできないページを閲覧した

  • すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数
  • 「(実際の会員限定ページのパスの値が入ります)」が1以上

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※会員限定ページの閲覧=会員ユーザーと見なせる場合の設定になりますので、予めご認識ください。

購入完了ページを閲覧した

  • すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数
  • 「(実際の購入完了ページのパスの値が入ります)」「1」「以上」

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※購入完了ページの閲覧=購入完了していると見なせる場合の設定になりますので、予めご認識ください。

特定のカテゴリページを10回以上閲覧した

  • すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数
  • 「(実際の特定カテゴリページのパスの値が入ります)」が10以上

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関連するセグメントと設定例

セグメント名 説明 条件
購入経験なし すべての期間で購入経験がない すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /purchase/completeが0に等しい
会員登録済み すべての期間で会員登録済み すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /signup/completeが1以上
会員登録なし すべての期間で会員登録していない すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /signup/completeが0に等しい
今日購入した 今日購入済み 今日 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /purchase/completeが1以上
1週間購入なし 直近7日間で購入していない 直近7日間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /purchase/completeが0に等しい
特集ページを1回見た すべての期間で特集ページを1回閲覧している すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /campaignが1に等しい
お問い合わせページを3回以上見た すべての期間でお問い合わせページを3回以上閲覧している すべての期間 > 閲覧 > 閲覧ページのパス > 一致回数 > /inquiryが3以上

※ページのパスをそれぞれ下記と仮定

  • 購入完了ページのパス:/purchase/complete
  • 会員登録完了ページのパス:/signup/complete
  • お問い合わせページのパス:/inquiry
  • 特集ページのパス:/campaign

そのほかのBlocksのセグメント作成方法についてはこちらをご確認ください。

手順2:ゴールを作成する

左メニューバーの「すベてのメニュー > Blocks > ゴール」を選択してください。

今回は、view(閲覧)イベントを元に設定します。
KARTEタグ(計測タグ)を設置することでviewイベントは自動計測されるため、追加でイベントの計測設定なくすぐに利用することが可能です。

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業界別ゴール例

業界 中間ゴール 最終ゴール
EC・アパレルサイト 商品詳細ページ閲覧、カート投入 購入
人材サイト 気になるリスト登録、履歴書登録 求人案件応募
不動産サイト 再来訪、資料請求 来場予約、物件申込
金融・保険サイト 見積シミュレーション、資料請求 問い合わせ、商品申込

そのほかのゴール作成方法についてはこちらをご確認ください。

手順3:ページを登録する

ブロックの変更・配信、ブロックの効果計測を行う最初のステップとして、対象となる「ページ」を登録します。
「ページ一覧」画面内の登録導線から、任意のURLを入力してください。

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詳細はこちらをご確認ください。

手順4:配信条件を設定する

配信条件を設定します。

設定したい対象ページをクリックし、「配信条件を作成」ボタンから新規作成します。
目的に応じて各種設定を行い、保存します。

すぐにサイトに配信を行わずにプレビューなどで確認したい場合、ステータスを「停止」に変更して保存しましょう。

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配信条件の設定例

ケース 配信条件の設定
ユーザーに表示する前に実サイトで確認したい 対象ユーザー に、「テストセグメント」に合致する、と指定
特定日時で自動的に配信したい 配信スケジュール を指定
ABテストしたい 複数パターン・配信率 を指定
特定ユーザーにだけ配信したい 対象ユーザー に、該当セグメントを指定

※推奨の設定条件を記載しておりますが、施策の目的やサイトの仕様によって条件はカスタマイズしてください。

手順5:ページ編集

  1. 非表示したいブロックを選択し、「非表示」を選択してください。
    右上のレイヤーパネルを使用すると、エディタ上でブロックの選択が難しい場合でも、簡単にブロックの選択が可能です。

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  1. 「保存して配信」ボタンを押してサイトに反映します
    ※実際にサイトに反映されるまでに約数十秒かかります
  2. サイトに反映されているのを確認して終了です

配信前のチェック

必ずテスト配信を実施し、問題がないか確認しましょう。詳細はこちらをご確認ください。

効果集計

ブロックリストより、変更したコンテンツの表示数やクリック数を確認することができます。
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「ブロックを非表示」 にしている場合、ブロックの表示ユーザーは表示されません。

表示される指標の定義は以下の通りです。

項目 説明
表示ユーザー 日別の「ブロックが表示されたユーザーの数」の期間合計
クリックユーザー 日別の「ブロックをクリックしたユーザーの数」の期間合計
クリック率 クリックユーザー / 表示ユーザー
ゴールユーザー(表示経由) 日別の「ブロックの表示後にゴールに到達したユーザーの数」の期間合計
ゴール率(表示経由) ゴールユーザー(表示経由) / 表示ユーザー
ゴールユーザー(クリック経由) 日別の「ブロックのクリック後にゴールに到達したユーザー」の期間合計
ゴール率(クリック経由) ゴールユーザー(クリック経由) / クリックユーザー

※プレビューはブロックの「表示」が計測されるユーザーに含まれません。

ブロックの表示が計測される条件

  • 「ブラウザのスクリーン上に対象のブロックが50%以上表示されたタイミング」でトラッキングされます
    • 実際にブラウザ上に表示されなかった場合はカウントされません。以下のようなケースにはご注意ください。
      • ブロックの高さが0の場合には、画面内に表示されたものとしてカウントされます。
      • 極端に広い要素をブロックとして登録した場合(ex.ページのコンテンツ全体)、表示数はカウントされません。
  • 上記条件に合致しない場合でも、ブロックの「クリック」が計測されると、ブロックの「表示」もされたものとしてみなし、イベントが発生します。
  • ブロックの変更が完了する直前にトラッキングされます。
    • 何か不具合などでブロックの変更がされなかった場合でも、表示数が加算される場合があります。

ブロックリストの詳細についてはこちらをご確認ください。