本ページはKARTE for Appで実施するための前提知識と施策例をご紹介します
仕組みを理解する
KARTEのデータの持ち方とその活用方法について理解することで、KARTEを活用した施策が考えやすくなります。
- ユーザーがアプリを閲覧するとそれに合わせたイベントが発火し、KARTEに送信されます
- 送信されたイベントは、①イベントデータと②ユーザーデータ(サマリ)の2種類の形式でKARTEにリアルタイムで蓄積していきます
- ①イベントデータはリアルタイムでユーザーの動きを解析するデータとなり、接客サービスを作成する際に「対象イベント」として使用できます。たとえば、トップページに遷移した際にキャンペーンの接客サービスを配信したい場合などです。
- ②ユーザーデータ(サマリ)はユーザーから送信されたイベントを蓄積していったものとなります。このサマリを使用して、セグメントを作成して接客サービスの「対象ユーザー」を設定します。たとえば、PV(viewイベントの送信回数)が10回以上の人や、何回購買した人等です。
時系列で理解する
- ユーザーが初めてアプリを開きトップページを開いた際に、イベントデータはその日付とイベント概要を記録します。ユーザーデータ(サマリ)はイベントの送信回数が1回となり、最初の値と最新の値に「トップページ」として認識します。
- 会員登録画面に遷移した際も上記と同様にviewイベントが蓄積されていきます。
- 会員登録を完了してマイページに遷移した際に、ビジターからメンバーに転換させるためにidentifyイベントのuser_idをKARTEに送信します。そのため、イベントデータではマイページへの遷移とともにユーザー情報が送信されたことが記録され、ユーザーデータ(サマリ)には新たにidentifyイベントの送信回数と値が蓄積されます。
このようにユーザーの動きに応じてイベントが発生するたびにKARTEにデータが蓄積され、そのデータを用いて施策を行うことが可能となります。
ユーザーデータ(サマリ)の解析
ユーザーデータ(サマリ)は送信回数や最新の値以外にも複数の統計値をタイムウィンドウ毎に保持しています。
詳しくは下記ご参照ください
https://developers.karte.io/docs/analyze-events
鉄板施策一覧
No. | 施策例 | 種別 | 難易度 | 実装/スキル |
---|---|---|---|---|
1 | ダウンロード直後にアプリの機能訴求 | ポップアップ | 低 | |
2 | 診断コンテンツでおすすめへ誘導 | ポップアップ | 中 | - ディープリンク |
3 | ステッププッシュで継続率をアップ | プッシュ通知 | 高 | - FCM SDK実装 - プッシュのパーミション - ユーザーダッシュボード |
4 | 気になる商品の閲覧人数を表示 | ポップアップ | 高 | - viewイベントへのフィールド追加 |
5 | 会員登録依頼 | ポップアップ | 低 | - identifyイベント - cartイベント |
6 | お得な情報を届けるためのプッシュ通知許可依頼 | ポップアップ | 中 | - FCM SDK実装 - buyイベント |
7 | 休眠ユーザー復活のためにクーポンを送付 | プッシュ通知 | 中 | - buyイベント - ユーザー情報変数 |
8 | 好みを把握するための属性情報アンケート | ポップアップ | 低 | - ディープリンク |
9 | NPSの実施 | ポップアップ | 低 | - ユーザーダッシュボード |