KARTEでは、接客サービスで発生したエラーのログを見ることができます。
ここでは、接客エラーログで表示されるエラーの注意点について説明します。

注意点

接客エラーログには、KARTEのカスタマイズ等によって発生したエラーだけではなく、接客配信の際にエンドユーザーのWebブラウザ上で発生したエラーが表示されることがあります。
エラーが発生する理由はさまざまで、以下のようなケースが考えられます。

KARTEのカスタマイズが原因のエラーについては、該当箇所を修正することで解消することができます。しかし、上記のようなエンドユーザーの利用環境やネットワーク状況に起因するエラーについては解消が難しい場合がありますので、ご留意ください。

以下にWebブラウザ上で発生するエラーの具体的な例を示します。

例1. ブラウザ固有のエラー

KARTEではサポートしていないブラウザがあり、例えばInternet Explorer(IE)はサポート対象外のブラウザです。IEに対して接客が配信された場合、次のようなエラーが表示されることがあります。

このオブジェクトではサポートされていない操作です。

例2. 接客配信用のスクリプトのエラー

接客配信用のスクリプトがサポート対象外のブラウザ・環境に対して配信されると、アクション編集画面でスクリプトをカスタマイズしていないにもかかわらず、次のようなJavaScriptのエラーが表示されることがあります。

Maximum call stack size exceeded

例3. ネットワーク状況によるエラー

アクションテーブルにアクセスするためのリクエストがネットワークによる影響を受けた場合、タイムアウトやサーバーとの通信エラーが発生することがあります。このとき、次のようなエラーが表示されることがあります。

fail to send collection api request. status: 0

このように、接客エラーログに表示されるエラーは、必ずしも編集した接客サービスに問題があるとは限りません。KARTEがサポートしていないブラウザや環境への接客配信、ネットワークの状況などによっても発生することがあります。

補足

  • 接客エラーログには、_errorイベントのerror_message フィールドの内容が表示されます
    • このメッセージは、KARTEでエラーハンドリングして、生成した後に表示しているケースもありますが、ブラウザで生成されたエラーメッセージをそのまま表示しているケースもあります
  • KARTEでは、接客サービス配信時にアクション編集画面で編集したスクリプトとは別で接客配信用のスクリプトも配信されています