イベントのフィールドに""(空文字)・ undefinednull などを、イベントして送信した場合の挙動についてまとめます。
参考までに、送信するタグのイメージとしては以下のような形です。

krt('send', 'test', {
  test1: "", //空文字
  test2: null, //null
  test3: undefined //undefined
})

空文字の取り扱い

  • ""として、最新の値が更新されます。
ご注意ください

文字列型の場合には、「値が設定されていない」といった意味合いで空文字を送信することもありますが、文字列型以外(数値型、日付型等)で「値が設定されていない」ことを表現するために空文字を送信することは非推奨です。 同じフィールドに複数の型の値が混在することで、正常な解析が行われなくなる可能性があります。

空文字のセグメント関連の挙動

  • 最新の値が「存在する」 は合致する となってしまう
  • また、空白(何も設定しない)は、バリデーションによりセグメントや配信トリガーの条件として設定ができない
  • 空白で送信された事を条件設定するには、正規表現を使って「 .{0} に等しい」とする

null

null, undefinedの取り扱い

フィールドごと無視され、KARTE側には情報が届きません。

備考

ユーザー情報(identify)イベントのuser_idは特別な値であるため、空文字で連携されても無視されます。(user_idのフィールドだけが除去されます)
そのため、 ""として最新の値が更新されることはなく、ビジターで計測した場合にはユーザーのマージは発生しません。